【PAGE2011】スターティアラボ、Android対応「Actibook」をデモ……さらに機能アップした電子ブック作成ソフト | RBB TODAY

【PAGE2011】スターティアラボ、Android対応「Actibook」をデモ……さらに機能アップした電子ブック作成ソフト

「PAGE2011」にて、電子ブックのオーサリングツールや、配信プラットフォームのソリューション群を持つスターティアラボは、1月初頭に発表したばかりのAndroid端末対応「ActiBook」のデモ展示を行っていた。

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スターティアラボのブース
  • スターティアラボのブース
  • iPadに電子ブックを表示
  • 1月にはAndroid端末にも対応。写真はGALAXY Sでの閲覧画面
  • 作成した電子ブックに、ペンツールや付箋ツールでの書き込み・共有が可能
  • 付箋などをつけた電子ブックをURLで共有できる
  • Twitterでの共有も可能
  • 電子ブックを作成するためのPDFファイルを読み込む画面
  • PC版の電子ブックのデモ。画面下に表示されているツールバーの機能や配置は任意に設定可能
 2日から始まった印刷・メディア業界の総合展示会「PAGE2011」では、多機能印刷機やプリンタ技術の展示に加え、DTPツールや電子出版に関する製品や新技術が多数披露されている。

 近年注目を集めるのは電子ブックのオーサリングツールや配信技術に関するものだ。同展示会にて、電子ブックのオーサリングツールや、配信プラットフォームのソリューション群を持つスターティアラボは、1月初頭に発表したばかりのAndroid端末対応「ActiBook」のデモ展示を行っていた。

■電子ブックを3ステップで作成

 電子ブック作成ソフト「ActiBook」は、PDFや画像データなどから電子ブックやWebカタログを作成できるソフトウェア。ページをめくる閲覧機能、しおり、索引、インデックス機能などを利用できる(要Flash対応ブラウザ)。同社Webソリューション事業部 営業部第3課 チームリーダ 伊藤理江氏は、「AcitBook」の特徴として、電子ブックの作成を「1.電子ブックの素材をPDF(または画像ファイル)で準備」、「2.PDFファイルの読み込み」、「3.電子ブックデータとして出力」の3ステップで簡潔に実現できる点だと述べた。ブースでは、8ページ前後のカタログの設定、変換作業を2分ほどで完成させていた。

 また、マルチメディア対応であるため、音声ファイルやFlashコンテンツなどをリンクとして含めることができる。例えばこれにより音声ファイルを用いた語学教材や、動画つき電子書籍なども作成できる。

■マルチデバイス対応の「ActiBook」、新たにAndroid9機種で利用可能に

 ActiBookは「1オーサリング・マルチデバイス」をコンセプトとしており、PCやiPhone、iPad、各種Android端末への変換もほぼ同時にできる。厳密には、書き出し時にPCとスマートフォン系デバイスの指定をする必要があるが、Flash対応の有無にかかわらず、同じファイルで複数のスマートフォンやAndroid端末に使うことができる。

 なお、1月に発表されたAndroid端末への対応だが、対応機種はXperia、HTC Desire、IS01、LYNX、GALAXY S、HTC Desire HD、IS03、GALAXY Tab、Life Touchの9機種となっている。またNTTドコモの「REGZA Phone T-01C」へは、近日対応予定だという。

 電子ブックの販売・出版を考えている事業者にとって、対応機種が偏った作成ツールでは、ベンダーロックの懸念などから、長期的な市場戦略が立てる際のネックとなる可能性がある。マルチデバイス対応を特徴とした「ActiBook」は、1月にAndroid端末にも対応したことで、さらに自由度が広がったと言えるだろう。

■Twitterで作成した電子ブックの共有・拡散も可能に

 またActiBookのもう1つの特徴として、電子ブックの共有機能がある。同機能では、作成した電子ブックコンテンツに共有専用の個別URLを割り当て、それをメールで他のユーザーに送信したり、Twitterに投稿することによって、コンテンツを共有できる。

 この共有機能は、単にオリジナルの情報だけでなく、付箋ツールやペンツールによって書き込んだ情報も含めることができる。メールやTwitterでURLを共有した別のユーザーが、その状態からさらに自分のコメントやメモを付箋ツール、ペンツールで追加することができる。このやりとりによって、たとえば、配信元と読者間でのコミュニケーションや、ビジネスユースでの、オフィスドキュメントや資料の共有管理などが可能になる。

 このような使い方になると、コンテンツやドキュメントのバージョン管理が気になるところである。また、付箋やメモがついた電子ブックファイルが際限なく増えてしまわないのだろうか。そのあたりを伊藤氏に尋ねたころ、バージョン管理機能は、複数の顧客からも要望があり、今後のバージョンアップや機能改善の項目の対象にはなっているそうだ。具体的な時期や内容については、未定だという。

 Twitterとの連携機能により、より大規模なコンテンツの拡散や、ソーシャルなプロモーション効果が期待できるため、ソーシャルな機能や双方向性が重要となる電子ブックと非常に相性の良い機能といえるだろう。
《中尾真二》

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