【クラウドEXPO(Vol.7)】スターティアラボ、SaaS型電子書籍作成システムをデモ展示……アパレルや不動産企業なども導入 | RBB TODAY

【クラウドEXPO(Vol.7)】スターティアラボ、SaaS型電子書籍作成システムをデモ展示……アパレルや不動産企業なども導入

エンタープライズ ソフトウェア・サービス

スターティアラボのブース
  • スターティアラボのブース
  • ActiBook SaaSのデモ風景。このような電子書籍コンテンツが簡単に生成できる
  • このような管理画面に、変換したいPDFファイルを指定するだけで、電子書籍化が可能だ。クラウドサービスなのでユーザはPCを用意すればよい
  • ページの開き方、文字検索の指定、拡大率などの設定も可能
  • 変換されたデータ
  • ActiBookは電子書籍データをFlashコンテンツとして生成するが、iPhoneやiPadのためのビューアーが用意されている
  • iPadでもPCでも同様のUIで電子書籍を閲覧できる
  • このような形でレジ横や店頭に配置し、簡易的なデジタルサイネージとして活用してもよい
 出版業界、IT業界を巻き込んで話題を提供する電子書籍だが、「クラウドコンピューティングEXPO 2010」の会場でも、関連のソリューションを展示しているブースがあった。スターティアラボが開発した電子書籍のオーサリングシステム「digit@link ActiBook SaaS」をクラウドベースで利用できるというサービスだ。

 スターティアラボは、出版業界や印刷業界向けというイメージの強い電子書籍ソリューションを、なぜクラウド関係のイベントに出展しているのだろうか。取材してみると、このサービスは出版社だけでなく、一般の企業の社内文書やカタログ・チラシ・プレゼン資料の電子化にも活用できるとのことで、紙の印刷コストの削減や、情報共有の効率化、ひいてはマーケティングツールとして活用できるなど、業種を問わず適用できるソリューションであるという。

 ブースでは、実際に企業のカタログやプレゼン資料を電子書籍化するデモや、リリース予定のある最新の統合文書管理システムのプロトタイプなどを見ることができる。

 AcitBook SaaSは、クラウドベースのサービスなので、導入する企業は基本的にPCがあればハードウェアやソフトウェアの追加投資は必要ない。電子書籍化したいPDFファイルを管理画面から指定するだけで、電子書籍データに変換してくれる。変換時間は24ページの文書で3~4分だそうだ。変換された電子書籍データはFlashコンテンツとしてクラウドサーバ上のURLとして返されてくる。PCならば、通常のブラウザでそのURLにアクセスするだけで、電子書籍としての管理・閲覧が可能だ。PDFがテキストデータを含んでいれば、コンテンツのキーワード検索も可能だ。

 またiPhoneやiPad向けには、専用ビューア―がApp Storeにて無料でダウンロードできるそうで、これらの端末からも同じURLにアクセスできる。その他のスマートフォンやスレート端末ならば、PCと同様に汎用ブラウザがインストールされていればよい。

 このようなシステムを応用すれば、たとえば、社内報など大量に印刷していたものを、PDFファイルだけ作成すれば(つまり、WordやDTPシステムでページイメージを作成すれば)、PCやスマートフォン向けに配信できるわけだ。社内報・会報・報告書などもこの原理で電子化すれば、印刷代の大幅なコストダウンが期待できそうだ。

 また、B2Cの領域では、印刷物としてのカタログやチラシを作成したものを簡単に電子化し、自由に配信できるそうだ。実際の事例としては、チェーン店などで各フランチャイジーに配布していた資料や案内文書などを電子化・配信したり、不動産業では、物件情報をActiBookで電子化し、印刷物とサイト掲載情報を一元化(紙とネットの同期がとりやすい)。またアパレル業界では、レジ前にPCやiPadなどを設置し、最新カタログや次期カタログの情報などを表示させたりしているそうだ。

 B2Bでも、企画書、提案書を電子化しiPadを使いながら現場でプレゼンするといったインパクトのある使い方もできる。iPad向けにコンテンツを変換したり、プレゼンソフトをインストールするスキルがない人でも、簡単にiPad向けの電子化が可能となっている。

 なお、ActiBook SaaSで電子書籍化したデータは、Google Analyticsを通して、閲覧動向やリファラーなどの属性情報を収集することもできる。これは、マーケティングツールとして使えるということだ。先ほどの不動産の物件情報やアパレルのカタログページについて、ページごとの滞留時間を調べたり、どこから(店舗、地域、端末)からのアクセスが多いか、時間や曜日などの動向といったことを分析できる。

 また参考展示ながら、リリースが予定されている統合文書管理システムのデモも行っていた。これは、Excel、Word、PowerPoint、画像ファイルなど、ビジネス文書の一元管理を可能にするものだ。ファイルやアプリの形式を問わず、サーバ上に統合管理できるレポジトリのようなイメージで、あらゆる文書ファイルのベースとなる。これらのファイルは任意にWebサーバに転送したり、電子書籍化したりといった操作ができるという。

 ちなみに、親会社であるスターティアでは共同出展として「セキュアSAMBA」というクラウドストレージサービスなども展開している。
《中尾真二》

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