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今度は6年後?JAXA、「あかつき」失敗の原因を公開

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軌道投入マヌーバの運用計画と実際
  • 軌道投入マヌーバの運用計画と実際
  • 姿勢軌道制御系系統図
  • 「あかつき」ミッション概要
  • 制御モード
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日、「『あかつき』の金星周回軌道投入失敗の状況について」と「『あかつき』の金星周回軌道投入失敗に係る原因究明と対策についてと題した文書をサイトに公開した。

 それによると軌道投入マヌーバにおいて予定されていた減速ができず、計画の約2割の減速した達成できなかったため、探索機は周回軌道に入ることができず、重力圏を脱出し太陽を周回する軌道に入ってしまったという。さらに、具合的な説明(推定)がされており、それによると軌道制御エンジン(OME)噴射開始後152秒から急激な姿勢変動が検知され、姿勢制御モードが「軌道制御モード」から「姿勢維持モード」へ変化。OME推薬弁は開から閉となり、噴射が中断されたと推定。その後、酸化剤タンク圧力がステップ状に上昇し、酸化剤側推薬弁が閉じて推薬の流れが止まったと推定されるとしている。

 金星の公転周期は約225日となっており、「あかつき」は6年後に再び金星と会合する可能性があるという。
《RBB TODAY》
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