富士通とCA Technologies、ソフトウェア分野で戦略的協業 | RBB TODAY
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富士通とCA Technologies、ソフトウェア分野で戦略的協業

エンタープライズ 企業
CAアシュアランス・カスタマー・ソリューション事業部GMのクリス・クック氏
  • CAアシュアランス・カスタマー・ソリューション事業部GMのクリス・クック氏
  • 富士通 ミドルウェア事業本部長の新田将人氏
  • CA APM 9の概要
 富士通とCA Technologiesは16日、顧客ICTシステムに向けた両社運用管理製品の強化、およびクラウドに向けた戦略的協業を推進することで合意したと発表した。第1ステップとして、相互製品のOEM契約を締結した。

 本協業により、マルチベンダ環境のICTシステムの運用管理を強化するために、両社の持つソフトウェア製品を相互に補完して提供する。また、両社製品を組み合わせることで、業務プロセスの観点で顧客ICTシステム・アプリケーションの稼働・性能状況を見える化する新たな運用管理を実現する。今後、両社はクラウド環境での協業を拡大していくとしている。

 OEM契約に基づき、富士通はCAのアプリケーション性能管理ソフト「CA Application Performance Management(CA APM)」を同日より日本市場で販売開始した。一方CAは富士通の業務プロセス監視・分析ソフト「Interstage Business Process Manager Analytics」を「CA Business Process Performance Analytics(CA BPPA)」ブランドとしてワールドワイドに提供する。富士通では、「CA APM」と富士通の統合運用管理ソフト「Systemwalker(システムウォーカー)」の組み合わせで、SOAソフトウェア「Interstage(インターステージ)」や他社SOA環境上で構築されたアプリケーションの管理を強化する見込み。

 「CA APM」は、アプリケーションを利用するエンドユーザーの視点でアプリケーション処理性能を見える化することで、エンドユーザーの満足度維持と業務サービスの安定提供の両立を支援するアプリケーション性能管理ソフトウェア。「CA BPPA」は業務の実行情報(イベント)やログを用いて、業務プロセスの実行状況と異常をタイムリーに監視し、即座に分析するソフトウェアとなる。CA APM 9プロセッサライセンスの販売価格が162万5,000円となる。出荷は10月末日より。

 富士通 ミドルウェア事業本部長の新田将人氏は「富士通製品とCA Technologies製品の組み合わせにより、両社の運用管理製品はさらに充実し、競争力のあるものになります」とのコメントを寄せている。一方CA Technologiesサービス・アシュアランス・カスタマー・ソリューションズ事業部 ジェネラル・マネージャのクリス・クック氏は「CA Technologiesと富士通は新製品や新しいサービスビジネスの機会を生み出すために、長らく協力してきた歴史があります。この協業は、サービス品質の見える化やエンドユーザーレスポンスの管理といった、IT・ビジネス管理の重要な課題を解決するものです。本協業により、両社は市場に合ったソリューションを提供していきます」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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