フリービットとMEX、仮想データセンターサービス「MeX VDC」ラインアップ刷新 | RBB TODAY
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フリービットとMEX、仮想データセンターサービス「MeX VDC」ラインアップ刷新

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
「ENTERPRISE-FARM Standard」「ENTERPRISE-FARM Pro」の概要
  • 「ENTERPRISE-FARM Standard」「ENTERPRISE-FARM Pro」の概要
  • 「ENTERPRISE-FARM Standard」「ENTERPRISE-FARM Pro」の詳細
  • 「MeX VDC」 フルラインアップ
 フリービットは12日、仮想データセンターサービス「MeX VDC」(VDC:Virtual Data Center)の「ENTERPRISE-FARM」ラインアップを刷新し再編成したことを発表した。

 「MeX VDC」は、メディアエクスチェンジ(MEX)のデータセンター設備および運用実績と、フリービットのソフトウェア技術を活かし仮想プラットフォームを独自実装している。利用用途に応じてクラウドサービス、およびクラウドビジネス、クラウドデータセンターサービス自体を展開することが可能となる。「ENTERPRISE-FARM」は、IPv6に標準対応した仮想データセンターサービスで、子会社のメディアエクスチェンジと共同で提供していたが、今回、従来の「ENTERPRISE-FARM」を「ENTERPRISE-FARM Pro」に改称するとともに、新ラインアップ「ENTERPRISE-FARM Standard」を追加した。「ENTERPRISE-FARM Standard」は、従来の「ENTERPRISE-FARM」をより導入しやすい構成としている。「MeX VDC」 のENTERPRISE-FARMサービスは、月額5,980円から利用できる「Standard」、すべての機能を標準搭載した上位サービスの「Pro」、そして仮想化システムだけでなく、リアルホスティング/ハウジングとの組み合わせも含めフルカスタマイズが可能な「Real」がフルラインアップとして提供される。

 「ENTERPRISE-FARM Standard」の特徴は、標準HA構成/IPv6対応で月額5,980円~の価格。初期費用は無料、契約期間も1か月単位となり、クラウドサービスを試したいユーザーをターゲットとしている。VMware/独自開発のSiLK VM(SiLK VMのサービスは2011年4月期第1四半期の提供を予定)を利用した完全なハードウェアのエミュレーションを実現する「完全仮想化」された仮想マシンは、必要な量のサーバリソース(CPU、メモリ、ディスク)の組み合わせによる6種類のプランから選択できる。仮想マシンとともに管理者(root)権限、グローバルIPアドレス(IPv4/IPv6)とインターネットコネクティビティも標準で提供される。仮想マシンは標準でHA構成で提供されるので、ビジネス継続性によるダウンタイムを最小化し、信頼性の向上を実現できる。インターネットコネクティビティは、高速な1Gbps共有回線を提供。また、Webシステムの構築に必要なコンポーネントを揃えている。

 「ENTERPRISE-FARM Standard」はあらかじめ上位サービスとの互換性が考慮されており、素早く上位サービス「ENTERPRISE-FARM Pro」に移行できる。Standardサービスでクラウドサービスの特性を把握し、導入効果を体験した後に、Proサービスへの移行も行えるとのこと。

 フリービットグループは、国内主要IX(Internet eXchange)と接続し、国内最高水準70Gbpsを超える高速バックボーンを所有。「MeX VDC」は、フリービットグループが自社運営する、国内約200のISPのインフラとなるバックボーンに直結して利用可能となっている。「ENTERPRISE-FARM Standard」は、社内システムの運用・管理コストを圧縮したい中堅中小企業、柔軟な拡張性を備えたシステムを構築したいコンテンツ提供事業者、システム開発事業者など、さまざまな規模の利用を想定したサービスとのこと。なお、フリービットは、12日から東京ビックサイトで開催される「第一回クラウドコンピューティングEXPO」に出展中だ。
《池本淳》
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