NECとKDDI、RFID対応の携帯電話によるクラウドサービスを共同開発 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

NECとKDDI、RFID対応の携帯電話によるクラウドサービスを共同開発

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
SDカード型RFIDマルチリーダライタ(モック)と携帯電話への搭載方法
  • SDカード型RFIDマルチリーダライタ(モック)と携帯電話への搭載方法
  • KDDIとの共同開発によるモバイルクラウドサービスイメージ
  • RFIDマルチリーダライタ対応タグ一覧
 日本電気(NEC)は11日、RFID機能を搭載した携帯電話と、この携帯電話を活用したクラウドサービス(モバイルクラウドサービス)について、KDDIと共同開発中であることを発表した。2010年度内の提供開始を目指す。

 KDDIでは、SDスロット内蔵型携帯電話に搭載できるSDカード型のRFIDマルチリーダライタを開発しており、両社はこの携帯電話を使った新たなモバイルクラウドサービスの開発に着手したとのこと。多様な企業活動および消費者向けサービスに利用するRFIDシステム構築の共通機能をデータセンターに集約し、NECのPaaS型サービス「BitGate」を、携帯電話環境で使用できるようKDDIと共同開発を行う。BitGateは、ID情報を一元的に管理し、誰もが扱える共通フォーマットに変換してさまざまな既存アプリケーションサーバと簡単に連携することが可能。これにより商品等に付けられたRFIDタグに携帯電話を「かざす」だけで、さまざまなアプリケーションサービスを簡単かつ安心・安全に受けられるモバイルクラウドサービスの実現が可能となる見込みだ。

 NECでは、外勤の多い営業要員の業務サポートや、さまざまな資産を点検する保守要員の業務サポートをはじめ、一般社員の日常業務のサポートまで、RFID携帯電話とID情報を活用した幅広いアプリケーションサービスをSaaSとして提供していくとしている。今後はこのモバイルクラウドサービス基盤を、ASP業者やSaaSベンダーにも広く開示し、さまざまな業種の企業が活用できるサービスメニューの拡充に努めていくとしている。このモバイルクラウドサービスについては、5月12~14日に東京ビッグサイトにて開催される「クラウドコンピューティングEXPO」において、イメージデモが実施される予定。
《冨岡晶》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top