「新たなピーク需要は、インターネットがコミュニケーションやエンターテインメント、商取引の主要インフラになったことを実証しています」 アカマイ・テクノロジーズ・インクのCEO ポール・セーガン(Paul Sagan)氏は9日、同社の1日のコンテンツ配信がピーク時で3.45Tbit/秒(Tbps)のウェブトラフィックを記録し、このようにコメントした。 同社によると、このトラフィック数は10年以上のアカマイの歴史上新記録となり、世界中に有する3,100以上のコンテンツ・オーナーがコンテンツを同時に配信した場合の配信量に匹敵するという。また、3.45Tbpsのトラフィックピークは、米国議会図書館の印刷物の全内容を1分未満でダウンロードするのに必要な容量にほぼ相当するとしている。 アカマイは昨年9月30日に、ブロードキャスト規模のHD動画配信を実現するプラットフォームおよび独自の動画配信関連サービスを包含する「Akamai HD Network」を発表している。ポール・セーガン氏は「注目すべきことは、Akamai HD Networkの発表からわずか6か月の間に、最大級ライブイベントの多くがHDビデオ配信に移行したことです。ユーザは、プレミアムコンテンツへのオンラインアクセスを求めています」と話している。