香川大学と富士通、特別な支援を必要とする子どもたちへの携帯電話活用の実証実験を開始
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香川大学教育学部では、附属特別支援学校や附属特別支援教室「すばる」において、特別な支援を必要とする子どもたち(知的障がい、学習障がい、自閉症など)への教育と支援を行っている。特に、知的障がいや発達障がいの子どもたちを対象にして、ICTを活用した教育と支援も実践している。一方富士通は、誰もが参加できるICT社会を目指してユニバーサルデザインに取り組み、特定の色を判別することが困難な方向けに色の判別を支援する「ColorAttendant」(カラーアテンダント)など、携帯電話上で動作する支援ソフトウェアを開発、提供している。
今回、富士通が開発した、時間の理解を支援するソフトウェア、コミュニケーションや見通しを支援するソフトウェア、漢字の筆順の理解を支援するソフトウェアなどを用意。3つの支援ソフトウェアをインストールした携帯電話を教師、支援員、保護者に数か月間貸与し、使用場面の観察、アンケート、ヒアリングなどを通して有効性を調査、分析する。実証実験終了後、調査結果は公開し、教育機関、支援センター、保護者などに対して、携帯電話の活用事例、支援の有効性などについて幅広く紹介する予定だ。さらに、これらのソフトウェアについては、実証実験結果を踏まえて機能、操作性の改善を図り、普及を目指す。