「VIDEOS neo」は、世界標準規格(SMTPE:全米映画テレビジョン技術者協会)である「MXFファイル」(Material eXchange Format File)に対応するとともに、東芝独自開発の高速通信プラットフォーム「NPEngine」を採用することにより、業界最高クラスの転送速度700Mbpsの高速性を実現した。また、サーバ内に広帯域な伝送路を採用することにより、最大40ポートまでのHD映像の同時出力が可能となっている。さらに、東芝製の大容量64ギガビットフラッシュメモリチップの搭載により、最大60テラバイトまで拡張することが可能。なお、大容量フラッシュメモリチップや環境に配慮したグリーン設計(省電力設計)を採用することにより、従来の「VIDEOS」に比べ、消費電力を40%削減した。また、オプション対応にてRAID構成も可能とした。
「VIDEOS neo」では、0.25テラバイト、0.5テラバイト、1テラバイトの3種類のメモリボードからユーザーの用途、予算に合わせ選択できる。また、各種ボードは、ホットスワッパブルの設計となっているため、システムの柔軟な変更・拡張や容易な保守が可能だ。基本的な制御インターフェイスとしては、SEC NET LAN(東芝製制御LAN)に対応する他、Ethernet系のAPIにより、オープンなインターフェイスでシステム構築をすることが可能となる。またオプションで、ビデオサーバ用の標準制御プロトコル「VDCP」にも対応する。外形寸法は221(H)x436(W)x576(D)mm(5Uサイズ)。
《池本淳》