東芝、放送局向けフラッシュメモリサーバ「VIDEOS neo」を商品化 〜MXFファイルに対応 | RBB TODAY
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東芝、放送局向けフラッシュメモリサーバ「VIDEOS neo」を商品化 〜MXFファイルに対応

エンタープライズ ハードウェア
放送局向けフラッシュメモリサーバ「VIDEOS neo」
  • 放送局向けフラッシュメモリサーバ「VIDEOS neo」
  • 主な仕様
 東芝は12日、放送局向けフラッシュメモリサーバの新製品「VIDEOS neo(ネオ)」を商品化すると発表した。同日より、日本国内での提案活動も開始した。

  デジタル放送を行う国内の放送局では、HDのような大容量のコンテンツを取り扱う機会が増えており、制作・編集から送出までのワークフローのなかで、コンテンツを短時間で効率的に運用したいというニーズが高まっている。東芝では、このような放送局のニーズを捉え、取材・編集・送出までをテープではなく、ファイルベースで実現するトータルソリューション「Workflow Innovation」を提案してきた。「VIDEOS neo」は「Workflow Innovation」の中核を担うキーコンポーネンツで、顧客は新製品を導入することで、周辺機器間で素材の高速転送が可能となり、ワークフローの改善と業務の効率化を大幅に図ることができる。

 「VIDEOS neo」は、世界標準規格(SMTPE:全米映画テレビジョン技術者協会)である「MXFファイル」(Material eXchange Format File)に対応するとともに、東芝独自開発の高速通信プラットフォーム「NPEngine」を採用することにより、業界最高クラスの転送速度700Mbpsの高速性を実現した。また、サーバ内に広帯域な伝送路を採用することにより、最大40ポートまでのHD映像の同時出力が可能となっている。さらに、東芝製の大容量64ギガビットフラッシュメモリチップの搭載により、最大60テラバイトまで拡張することが可能。なお、大容量フラッシュメモリチップや環境に配慮したグリーン設計(省電力設計)を採用することにより、従来の「VIDEOS」に比べ、消費電力を40%削減した。また、オプション対応にてRAID構成も可能とした。

 「VIDEOS neo」では、0.25テラバイト、0.5テラバイト、1テラバイトの3種類のメモリボードからユーザーの用途、予算に合わせ選択できる。また、各種ボードは、ホットスワッパブルの設計となっているため、システムの柔軟な変更・拡張や容易な保守が可能だ。基本的な制御インターフェイスとしては、SEC NET LAN(東芝製制御LAN)に対応する他、Ethernet系のAPIにより、オープンなインターフェイスでシステム構築をすることが可能となる。またオプションで、ビデオサーバ用の標準制御プロトコル「VDCP」にも対応する。外形寸法は221(H)x436(W)x576(D)mm(5Uサイズ)。
《池本淳》
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