NTT・シャープ・NECなど6社、「ホームICTサービス」の創造をめざすトライアルを開始 | RBB TODAY
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NTT・シャープ・NECなど6社、「ホームICTサービス」の創造をめざすトライアルを開始

エンタープライズ その他
ホームICTとは
  • ホームICTとは
  • テストベッド環境の構築(NTT)
  • ホームICT基盤上での「ライフィニティ」の動作・接続検証(パナソニック電工)
  • 各種ホームICTサービスの有効性検討(NEC)
 日本電信電話(NTT)は、パナソニック電工、富士ゼロックス、シャープ、日本電気、バッファロー各社と協業し、「ホームICTサービス」創造のためのトライアルを、本年12月から順次開始することで合意したと発表した。

 「ホームICTサービス」は、ホーム機器やオフィス機器をネットワークにつなぐことで豊かな暮らしや便利なオフィス環境を実現するもの。今回のトライアルでは、NTTが開発を進めるホームICT向けのサービス基盤と各社それぞれの機器・アプリケーションとの連携を技術的に検証するとともに、あらたなサービスの開発・商用化に向け共同で検討を進めていく。トライアル参加各社が、2009年12月から順次、NTT研究所のテストベッド環境において、各社の機器・アプリケーションとホームICT基盤とを接続し、動作の正常性などの検証を実施する。その後、検証で有用性が実証された機能について、新サービスの開発・実用化も視野に実際のネットワークを介した実地検証を行う(トライアルユーザーによる検証も検討)。

 NTTグループは、現在、光・NGNや3G/LTEを中心としたICT基盤を積極的に拡充し、またさまざまなパートナーの皆様と協力・連携することで、あらたなブロードバンド・ユビキタスサービスを実現する「サービス創造グループ」をめざしている。具体的な取り組みとしては、国際標準OSGi(Open Services Gateway Initiative)に準拠したホームICT基盤の開発を進めてきた。NTTのホームICT基盤では顧客へのワンストップサポートと、サービス事業者のホームICTサービス開発・保守運用の効率化に向けた各種機能を提供。具体的には、宅内の機器検出・自動設定、各社や機器ごとに異なるプロトコルの変換(終端)、宅外と宅内を安全に通信するリモートアクセス、各社のアプリケーションの配信などを可能とする。

 パナソニック電工、富士ゼロックス、シャープ、NEC、バッファロー各社は、ネットワークに対応した機器製品・アプリケーションを幅広く販売しており、NTTとの連携を通して、より安心・安全かつ操作の簡易化や魅力的な新機能を実現することを目指す。具体的には、家庭内の家電機器をネットワークと連携することによりあらたなサービス価値を創造したり、家電機器やアラーム機器類を外出先からコントロールしたり、電力使用量を可視化すること、またオフィス内のPCやサーバ、複合機などを一元的に管理することで、中小企業やSOHO顧客の利便性向上や業務の効率化を目指す総合的なサービスを推進する。
《冨岡晶》
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