BIGLOBE、ライブ動画配信サービス「meshCast」を提供開始 〜 P2P活用で大幅コストダウン | RBB TODAY
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BIGLOBE、ライブ動画配信サービス「meshCast」を提供開始 〜 P2P活用で大幅コストダウン

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「meshCast」ページ(画像)
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  • WinnyなどのP2Pソフトとの違い
 NECビッグローブは28日、大規模な同時アクセスに対応可能なライブ動画配信サービス「meshCast」の提供を開始した。

 「meshCast」は、P2P(Peer to Peer)技術を活用することで、BIGLOBEサーバからの動画配信に加え、視聴者のパソコンからの配信も併用する「グリッド方式」により、効率的なライブ動画配信基盤を提供するものサービス。P2P技術としてウタゴエのUGLiveを採用し、大規模なライブイベントの動画配信にあたり急激に視聴者が増えた際も、BIGLOBEサーバからの配信に加えて、視聴者のパソコンからも分散して動画を配信することで、サーバにかかる負荷を大幅に低減し、安定した動画配信を可能としたという。これにより、短時間にサーバアクセスが集中するライブ動画配信において、サーバ・クライアント型などの従来技術に比べ10分の1程度のネットワーク設備で対応できる。

 セキュリティについては、BIGLOBEサーバで管理されたコンテンツのみが配信される。利用者のパソコンから配信される場合も、管理されたコンテンツのみがメモリ上で共有されるため、コンテンツの不正流用を防止することが可能。さらにWindows Media Rights Management方式のDRMによる著作権の保護にも対応しているため、利用企業は安心安全にコンテンツを配信できる。

 利用料金は設定費用が200,000円(税別)、配信利用料が300,000円〜/回(同時接続数3,000人を超える場合は別途見積、ライブ動画配信時間が同社営業日の9:00〜21:00の場合、休日利用は要相談)。なおコンテンツのエンコードが必要な場合は別途費用が必要。

 なおBIGLOBEでは本サービスのメニュー化にあたり、総務省が支援する「P2Pネット実験協議会」に2008年より参画し、安心で効率的な動画配信のあらたな可能性を検証してきたとのこと。また、2009年4月より「ネットワーク高度利用推進協議会」として名称変更後も引き続き参画し、P2P技術を含めたネットワークの高度利用を推進しているとしている。
《冨岡晶》
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