パナソニック、マイクロフォーサーズ規格の軽量・コンパクトな「ファッション・ムービー一眼」を発表! | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

パナソニック、マイクロフォーサーズ規格の軽量・コンパクトな「ファッション・ムービー一眼」を発表!

IT・デジタル デジカメ
DMC-GF1C(シェルホワイト)
  • DMC-GF1C(シェルホワイト)
  • DMC-GF1C(アーバンレッド)
  • DMC-GF1C(エスプリブラック)
  • デジタルAVCマーケティング本部長の西口史郎氏
  • 同社でのユーザーアンケートから
  • 同社でのユーザーアンケートから
  • DSCビジネスユニット長の松本時和氏
  • 新開発レンズについてのロードマップ
 パナソニックは2日、マイクロフォーサーズシステム規格に準拠した軽量・コンパクトサイズのデジタル一眼レフカメラ「DMC-GF1」を発表。9月18日から発売する。ボディ本体の価格は70,000円前後。

 同製品は、同社のマイクロフォーサーズシステム規格準拠のデジタル一眼レフカメラとしては「DMC-G1」、「DMC-GH1」に続く第3弾となるモデル。今回は、「世界最小・最軽量」(9月2日現在。フラッシュ内蔵レンズ交換式デジタルカメラのボディとして)を掲げ、デザインもスタイリッシュに仕上げた。とくに女性ユーザーを意識し、気軽に持ち運べるデジタル一眼を目指したという。

 都内では発表会が開催され、まず同社デジタルAVCマーケティング本部長の西口史郎氏が登壇。DMC-GF1の核となる「コンパクトサイズ」、「スタイリッシュなデザイン」、「ハイビジョン動画撮影」といったポイントについて説明を行なった。続けて、「パナソニックは、コンパクトデジタルカメラのユーザーの『もっと良い写真が撮りたい』というニーズと、従来の一眼ユーザーの『もっと気軽に使える一眼がほしい』というニーズに応える全く新しいカテゴリーとして、『コンパクト一眼』という市場の創出を目指している」と語った。そのカテゴリーの中で「GF1はより小さく、より軽く、より簡単にという課題に挑戦した」モデルであり、「来年にはコンパクト一眼がデジタル一眼市場の中で、3台に1台(のシェア)に成長させていきたい」と締めくくった。

 次にDSCビジネスユニット長の松本時和氏が、技術面や開発面を中心に講演。従来機種「DMC-G1」との比較による本体サイズ/質量のダウンサイズはもとより、新開発のレンズユニット、ハイビジョン動画撮影における容易な「背景ボケ効果」など、より詳細な製品説明を行なった。

 各部の詳細な特長について補足していこう。従来機種の「DMC-G1/GH1」に装備された「おまかせiAモード」が引き続き搭載され、「自動シーン判別」、「暗部補正」、「追尾AF」、「デジタル赤目補正」などの機能により、失敗の少ない撮影が可能。さらに「個人認識機能」の精度が向上したことで、集合写真撮影などの場合に、よりピントを的確に合わせてくれるという。また、「ポップ」、「レトロ」、「ピュア」、「シック」、「モノクローム」、「ダイナミックアート」、「シルエット」、「カスタム」といった画像効果をそろえた「マイカラーモード」を搭載。初心者でも味わいのある画像撮影が可能だとうたう。なお、マイカラーモードは動画撮影にも対応する。状況に応じてファインダー撮影を行ないたい場合は、オプションでライブビューファインダーを用意。装着時には、視野率100%のフルタイムライブビュー撮影が可能となる。

 動画はAVCHD Liteに対応し、解像度が1,280×720ピクセルの高精細なハイビジョン撮影を実現。加えて、QuickTime Motion JPEG方式にも対応することで、AV機器、PCなどの用途に応じて最適なフォーマットで記録できる。AVCHD Liteで撮影したデータは、同社のAVCHD対応機器のSDカードスロットに挿入するだけで容易な再生や保存が可能。液晶TV「ビエラ」やBlu-ray/DVDレコーダー「ディーガ」からのダイレクトなハイビジョン再生が行なえる。また、インターフェースにHDMI端子を装備したことで、大画面TVでのハイビジョン動画再生にも対応。実際、会場内に設けられた50V型TVへ出力された動画は、非常に精細なものだった。

 ボディ上部に独立した「動画ボタン」を新たに設けることで、すぐに動画撮影が可能。静止画のみならず動画の場合もおまかせiAモードが機能し、最適な画質設定を行なってくれるという。さらに背景のボケ具合を操作できる「動画Pモード」を装備し、より鮮明に背景のボケと前面被写体のコントラストを際立たせることができるようになった。

 レンズキットは、パンケーキレンズが付属した「DMC-GF1C」、標準ズームレンズが付属した「DMC-GF1K」の2種類を用意。価格はともに、90,000円前後となっている。GF1Cに同梱された「LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.」は、小型ボディにフィットする新開発の大口径・単焦点パンケーキレンズ。開放F値1.7の明るさを実現し、高いコントラストで美しいボケ効果を活かせるとうたう。GF1Kに同梱されたレンズは、G1Kにも付属する「LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」となる。

 カラーはエスプリブラック/アーバンレッド/シェルホワイトの3色。パンケーキレンズキットのGF1Cのみ3色から選択でき、ボディ本体のGF1/標準レンズキットのGF1Kはエスプリブラックのみとなる。おもな仕様は以下のとおり。

●DMC-GF1
・レンズマウント:マイクロフォーサーズマウント
・有効画素数:1,210万画素
・撮像素子:4/3型 総画素数1,306万画素Live MOSセンサー
・保存ファイル形式:JPEG/RAW(静止画)、JPEG+QuickTime(音声付き静止画)、AVCHD Lite/QuickTime Motion JPEG(動画)
・外部対応メディア:SD/SDHCカード
・アスペクト比:4:3、3:2、16:9、1:1
・液晶ディスプレイ:3型
・インターフェース:HDMI/USB2.0/AV出力/リモート端子
・バッテリ:リチウムイオン充電池
・本体サイズ:幅199×高さ71×奥行き36.3mm
・重さ:約285g(レンズキットGF1Cは442g/レンズキットGF1Kは537g)
・付属品:バッテリパック/バッテリチャージャー/ACアダプタ/電源コード/AVケーブル/USBケーブル/ショルダーストラップ/ボディキャップなど

●DMC-GF1C(パンケーキキットレンズ)
・レンズ名称:LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.
・レンズ構成:5群7枚(非球面2枚)
・マウント:マイクロフォーサーズ/金属マウント
・焦点距離:20mm(35mm判換算:40mm)
・本体サイズ:径63×25.5mm(先端からレンズマウント基準面まで)
・重さ:約100g

●DMC-GF1K(標準ズームキットレンズ)
・レンズ名称:LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
・レンズ構成:9群12枚(非球面1枚)
・マウント:マイクロフォーサーズ/金属マウント
・焦点距離:14〜45mm(35mm判換算:28〜90mm)
・開放F値:F3.5(広角)〜F5.6(望遠)
・本体サイズ:径60×60mm(先端からレンズマウント基準面まで)
・重さ:約195g
《小口》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top