SSDの世界市場規模、2016年には2億8,000万台で現在の約38倍 〜 シードP調べ | RBB TODAY
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SSDの世界市場規模、2016年には2億8,000万台で現在の約38倍 〜 シードP調べ

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SSDドライブの写真(SunDisk SSD SATA 5000 1.8
  • SSDドライブの写真(SunDisk SSD SATA 5000 1.8
  • HDDとSDDの最大容量比較(シード・プランニング作成)
  • GB単価の最安値推移
  • 世界のSSD市場規模予測(シード・プランニング作成)
 シード・プランニングは25日、SSDと競合メディアの最新動向と将来展望に関する調査を行い、その結果をまとめたものを公表した。

 SSD(Solid State Drive)は1990年代の中ごろに登場。価格が非常に高く、軍事用や一部の産業機器などの特殊な分野でしか採用されなかったが、SSDの基幹部品であるNAND型フラッシュメモリの大容量化と低価格が進み、2008年にネットブックに搭載されたことでその市場を大きく拡大しつつある。この調査では、SSDと競合する記録メディアの動向とSSDとの比較を行い、SSD市場については、2016年までの市場規模の予測を行ったものとなっている。調査期間は5月20日〜8月5日で、SSD関連企業(東芝、Samsung、Intel、SanDisk、Micron)、HDD関連企業(日立GST、TDK)、メモリカード関連企業(パナソニック、ソニー)、SDD搭載機器企業(三洋電機、NEC、ASUS、Acer、オンキヨー)の合計14社を対象に行われた。

 この調査によると、2007年末の段階でSSDの最大容量は32GBであったが、2008年末には1.8インチで256GB、2.5インチで512GBとなっている。HDDの最大容量は1.8インチで250GB、2.5インチで500GBであり、容量においてはHDDに並んでいる。2007年の段階ではSamsungが1.3インチHDDを投入していたが。2007年末にはSSDが追い越してしまったことから、1〜1.3インチのHDDの市場はSSDの領域に移行したとしている。

 また大容量化とともにSSDの低価格化も急速に進んでいるとのこと。Samsungが2007年6月にPCに搭載したのが最初だが、そのときのGB単価は3,000円超。その後、半年で半値まで下がり、2008年にSuper TalentがMLCタイプのSSDを投入したことで、1,000円近く値下がり。現在のGB単価は300円程度となっており、2年で10分の1まで下がったことになる。今後については、ノートPC以外の民生用機器にも搭載が進むことから、SSDの市場は高い前年比で拡大すると予測される。2013年には1億台の大台を超え、2016年には2008年の約38倍となる2億8,000万台に達すると同調査では予測している。

 なお、本調査結果の詳細は、調査研究レポート「2009年版 SSDと競合メディアの最新動向と将来展望 〜SSD、小型HDD、メモリカード、USBメモリ〜」(2009年8月発刊、価格126,000円)として販売中。
《冨岡晶》
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