NTT、絵を選んで文章を作成するコミュニケーション支援システム「VUTE」を開発 | RBB TODAY

NTT、絵を選んで文章を作成するコミュニケーション支援システム「VUTE」を開発

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ピクトグラムの例(非常口)
  • ピクトグラムの例(非常口)
  • VUTEの画面例
  • VUTE2009サイト
  • 端末のディスプレイに表示されるピクトグラムのなかから適切なものを選ぶことで、内容に応じた文章が自動作成される
 日本電信電話(NTT)は18日、日本に来たばかりの外国の人や耳が不自由な人などが、文字や音声を使用せずにコミュニケーションがとれるよう支援するシステムVUTEのパイロット版「VUTE2009」を開発したことを発表した。

 VUTE(Visualized Universal Talking Environment)は、単純な絵記号(ピクトグラム)をアニメーション化した動画ピクトグラムを携帯電子端末などに表示させることにより、いつでも、どこでも、だれでもコミュニケーションできるよう支援するツール。ピクトグラムの代表的なものとして「非常口」のピクトグラムがある。簡略化して表現されたピクトグラムは、単純な概念を伝えるには有効だが、より複雑な情報を伝えるには不十分なものだ。NTTの研究所では手話がもつユニバーサル性の高い表現方法に着目、マンガ的表現と手話的表現手法と合わせてデザインに取り入れることにより、表現力を向上させた動画ピクトグラム体系を構築した。

 VUTEでは、文字は使用せず動画ピクトグラムのみで利用者と対話を進行し、必要な情報が揃ったら、その内容に応じた日本語文章を自動に作成する。メールとして送信することもできるほか、合成音声で読み上げる機能を組み込むことで、電話で内容を伝えることや、そばにいる人に音声で伝えることなども可能。

 NTTでは、VUTEの活用性を確認するため、「VUTE2009」を2010年3月31日まで公開する。VUTE2009は、急病や事故、怪我などの緊急時に言葉の壁により119番に電話できない場合を想定したシステムで、音声や文字に代わり絵記号(ピクトグラム)を使用してコミュニケーションを補助する。端末のディスプレイに表示されるピクトグラムのなかから適切なものを選ぶことで、内容に応じた文章が自動作成される。

 なおこの成果は、総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の2008年度新規採択課題の一環として、NTT、工学院大学、沖コンサルティングソリューションズ社三者の共同で受託し、研究開発したものとのこと。
《冨岡晶》

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