野村総研とベリサイン、OpenIDを活用した高度認証サービス提供に向けた検討を開始 | RBB TODAY
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野村総研とベリサイン、OpenIDを活用した高度認証サービス提供に向けた検討を開始

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 野村総合研究所(NRI)と日本ベリサインは6日、個人利用者を対象とした高度認証サービス提供に向けた検討を開始することで合意した。

 ネットバンキングやネットショッピングなどインターネット上の電子商取引では、シングルサインオン(SSO)や認証セキュリティの高度化のニーズが高まってきている。これらのニーズに対応するため、NRIと日本ベリサインは共同で、OpenID技術をベースとした高度認証サービスの提供に向けた検討を開始するという。この高度認証サービスの導入により、通常のID・パスワードによる認証にワンタイムパスワード(OTP)認証やリスクベース認証などの認証機能を付加した、信頼性の高いID情報連携が実現する見込みだ。

 両社は、携帯電話(ブラウザ)やスマートフォン(メール)でのOTP認証、モバイルサイト向けの携帯ID認証、リスクベース認証、RP(Relying Party、ID利用側サイト)サイト間でのSSO機能、OP(OpenID Provider、ID発行側サイト)−RP間の証明書認証といったセキュリティサービスなどを、サイトの要件に応じた組み合わせで、クラウドサービスとして提供していく予定。

 今後、高度認証サービスにおいて、NRIはOpenIDと高度認証のノウハウをベースとしたID認証連携ソリューション「Uni-ID(ユニアイディー)」、携帯電話型OTP認証ソリューション「SecuSURF(セキュサーフ)」などのシステム基盤製品の提供および実績に基づくクラウドサイト運用を行い、日本ベリサインは、不正アクセスを検知するリスクベース認証「ベリサイン アイデンティティプロテクション オンライン詐欺検出サービス(VIP FDS)」と証明書発行サービスであるサーバID(SSLサーバ証明書)やマネージドPKIなどの提供を行っていく予定。高度認証サービスは2009年12月に提供開始を目指す。なお、NRIはこの高度認証サービスを「DI(デジタルアイデンティティ)基盤クラウドサービス(仮称)」における1サービスとして提供していく予定。
《冨岡晶》
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