802.11n標準の最終決定、基本要件に変更なしで従来品と相互接続性を維持 〜 Wi-Fi Alliance発表 | RBB TODAY
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802.11n標準の最終決定、基本要件に変更なしで従来品と相互接続性を維持 〜 Wi-Fi Alliance発表

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Wi-Fi Allianceサイト(画像)
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 米Wi-Fi Allianceは現地時間22日、802.11n認定プログラムにおいて、今年下半期に予定されている802.11n標準の最終決定に合わせ、その基本要件を変更しない方針を発表した。いくつかのオプション機能のみを追加する見込みだ。

 802.11nについては、標準の最終決定に先立ち、ドラフトプログラム「Wi-Fi CERTIFIED 802.11n draft 2.0」に基づいて、多数の製品が市場で発売されている。更新後のテストプログラムは、2007年6月以降にリリースされた600を超えるWi-Fi CERTIFIED802.11n draft 2.0製品との相互接続性は従来どおり維持し、あらたに追加されるいくつかのオプション機能のテストが加わる形となるという。現行の認定プログラムの検証は、今年9月にIEEE(米国電気・電子学会)でIEEE 802.11n標準が最終決定されることに合わせて実施される。更新後の認定の製品テストは、9月下旬より開始の予定。

 802.11n認定プログラムでは、802.11n標準の最終仕様に追加される一部オプション機能に関する相互接続性テストが加わることになる。すべてのWi-Fi CERTIFIED draft 2.0製品は、今回の最終的な認定プログラムの中核となる要件(および相互接続性)を満たしているため、再テストを受けることなく承認済802.11nロゴの使用が認められる見込み。ABI Research社によれば、802.11nの出荷数は2009年には45%に、2012年には約60%にまで達することが見込まれている。draft 802.11nに認定されている600以上の製品には、コンピュータ、消費者向け電子機器(テレビやメディアサーバなど)、一般家庭用ネットワーク機器などが含まれており、2007年に認定されたエンタープライズ クラスのAP(アクセスポイント)とスイッチ機器の数は100を超えているという。
《冨岡晶》
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