シマンテック、次世代「NetBackup」製品群を発表 〜 仮想環境向けに独自のリカバリ機能を拡張 | RBB TODAY
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シマンテック、次世代「NetBackup」製品群を発表 〜 仮想環境向けに独自のリカバリ機能を拡張

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 シマンテックは14日、企業の物理および仮想環境における運用とストレージ効率の向上を支援する新しい「NetBackup」プラットフォーム製品群を発表した。

 シマンテックは同日、企業におけるデータの削減、管理の複雑さの軽減とインフラの削減を支援する新しい重複排除戦略を発表しており、自社の情報管理プラットフォームであるNetBackup、Backup Exec、Enterprise Vaultに重複排除技術を統合し、ネイティブの重複排除機能だけでなく他社の重複排除アプライアンスも集中管理するとしている。新しい「NetBackup」プラットフォーム製品群は、新戦略の一環に基づくものとなる。

 「NetBackup」は、ヘテロジニアスな(異種混合の)企業のデータセンターにおいて、ディスクバックアップ、データ重複排除、仮想マシン保護、複製に関する次世代の情報管理技術を統合するもの。自社のOpenStorage APIを通してData Domain社、Quantum社、Falconstor社、EMC社製の重複排除ストレージを統合し、集中管理できるが、今年後半に出荷予定の「NetBackup PureDisk」の次バージョン(6.6)では、仮想サーバー イメージのバックアップに対する拡張重複排除機能が追加される。新しいリリースでは、必要な仮想バックアップストレージ容量を以前のバージョンより90%も削減することによって、VMwareイメージファイル(VMDK)の重複排除が向上できるという。またバックアップのデータストレージがバックアップサーバ1台ごとに16TBまで拡張される。これにより1台のPureDiskサーバでこれまで以上のバックアップデータ(最大160TB)を重複排除できる見込みだ。

 NetBackupの現行最新バージョンである6.5.4は、企業が追加のストレージを使用せずにディスクやテープから仮想マシン情報を直接リストアでき、Microsoft Hyper-VとVMware(vSphereも含む)の両方に対して、仮想マシンの単一ファイルリストアのもっとも効率的なプロセスを提供する。またNetBackupには、1つの仮想マシンイメージ内からあらゆるファイルをリストアする機能があり、企業はより少ないストレージとサーバサイクルで迅速にデータをリストアできる。またNetBackupはMicrosoft Windows Server 2008に対するサポートを拡張しており、「Certified for Windows 2008」の認証を取得。新しいWindows対応機能にはSharePointとActive Directory向けのGranular Recovery Technology(GRT、シマンテックの特許)が含まれており、単一パスのバックアップからのオブジェクトレベルのリカバリが可能となる。またシマンテックは自社のOpenStorage APIを通して、他社製のストレージアプライアンスのデータ重複排除機能を使用する企業にも対応する。NetBackup 6.5.4は、すでに提供開始されており、参考ライセンス価格は1サーバあたり60万円〜。NetBackup PureDiskの次バージョン(6.6)は2009年後半に出荷予定。
《冨岡晶》
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