日立、クラウドソリューションを「Harmonious Cloud」として体系化 | RBB TODAY

日立、クラウドソリューションを「Harmonious Cloud」として体系化

 日立製作所は30日、クラウドコンピューティング環境を実現するソリューションをあらたに「Harmonious Cloud(ハーモニアスクラウド)」として体系化することを発表した。7月31日から順次提供を開始する。

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「Harmonious Cloud」の体系図
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 日立製作所は30日、クラウドコンピューティング環境を実現するソリューションをあらたに「Harmonious Cloud(ハーモニアスクラウド)」として体系化することを発表した。7月31日から順次提供を開始する。

 「Harmonious Cloud」は、ビジネスPaaSソリューション、ビジネスSaaSソリューション、プライベートクラウドソリューションの3つで構成され、クラウドコンピューティングの導入コンサルテーションから設計、構築、運用までトータルに提供するものとなる。特に、ビジネスPaaSソリューションでは、クラウドコンピューティング環境でありながらCPU、メモリなどのプラットフォームリソースをユーザーが占有して利用できる日立独自の「リソースキャパシティ保証サービス」を提供。これにより、クラウドコンピューティング環境でありながら、バッチ処理の終了予定時刻を確実に見積もることなどが可能となり、ミッションクリティカルなシステムを所有するユーザーのクラウド化ニーズにも応えられるとしている。

 ビジネスPaaSソリューションにおいては、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」のサーバ仮想化機構Virtage(バタージュ)によって、高信頼で高性能なサーバ仮想化を実現。同様に、ストレージは、「日立ディスクアレイサブシステム」を用い、ユーザーごとに独立した物理ディスクと同等のセキュリティを持つ論理ユニットを割り当て、論理ユニットへのアクセスをそのユーザーの仮想サーバのみに限定するなどの方式を採用した。このサーバ仮想化機構Virtage独自の機能により、ユーザーが物理CPU、物理メモリなどを独占的に利用できる「リソースキャパシティ保証サービス」が提供可能になるという。ビジネスSaaSソリューションでは、約400業種で約4万社の会員企業に提供してきた企業間ビジネスメディアサービス「TWX-21」において、企業間活動に関わる複数の企業の業務別、役割別、ユーザー別に応じたきめ細かなアプリケーションサービスとして「設計・製造管理・保守業務対応 図面/仕様書管理サービス」や「個別受注管理業務対応 見積・受注・納入・売上支援管理サービス」をすでに提供中。さらに、7月27日から「欧州REACH規則など化学物質管理業務対応 環境情報交換サービス」を開始する。

 データセンターについては、日立グループのデータセンター省電力化プロジェクトCoolCenter50の成果である、高効率な空調設備や電源設備を全面的に採用した環境配慮型データセンター内に、Harmonious Cloudセンターを構築し、本サービス向けの機器を設置、運用することで、高い環境配慮を実現した。

 クラウドコンピューティング関連事業において、日立グループ全体で2011年度に1,000億円の売上をめざす。同社は6月16日付で、「Harmonious Cloud」を推進する中核組織としてクラウド事業推進センターを設置し、技術開発およびクラウドコンピューティング関連事業を推進している。今後は「Harmonious Cloud」について、社会インフラシステムにおいても十分に対応できる高信頼なクラウドコンピューティング環境の実現をめざし、ネットワークを含めたプラットフォームや、空調・電源設備、制御システムなど、幅広い分野での研究開発を継続していくとのこと。
《冨岡晶》

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