MacBook Proの進化は「バッテリ」「ディスプレイ」「価格」——アップル製品説明会 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

MacBook Proの進化は「バッテリ」「ディスプレイ」「価格」——アップル製品説明会

IT・デジタル ノートPC
MacBook Proシリーズ
  • MacBook Proシリーズ
  • MacBook Air
  • MacBook Air
  • MacBook Air
  • MacBook White
  • MacBook Pro 17型
  • 17型はUSB×3、Expressカードスロットなどを装備
  • 13型
 アップルは11日、今月9日に販売が開始された「MacBook Pro」シリーズの新モデルに関する製品説明会を都内で開催した。

 会場にはMacBook Proシリーズ3モデル「17型」「15型」「13型」のほか、今回MacBookシリーズ同様にアップデートされた「MacBook Air」や、5月にスペックアップモデルが発売された「MacBook White」が展示されていた。MacBook Proシリーズは前モデルまで17型、15型をラインアップしていたが、今回は13型が新たに追加された(スペックなど詳細については別記事参照)。これにより、MacBookシリーズはMacBook Whiteの1モデルのみとなった。

 同社における全モデルの位置づけとしては、一般コンシューマーを含めパフォーマンスを重視するユーザー向けのMacBook Proシリーズ、携帯して外に持ち出したいユーザー向けのMacBook Air、学生やエントリーユーザーなど価格を重視するユーザー向けのMacBook Whiteとしている。なお、現在、一番売れているモデルはMacBook Proシリーズ13型モデルだという。

 今回のMacBook Proシリーズ進化のポイントとして同社が挙げるのは3つ。「バッテリ駆動時間」「ディスプレイ品質」、最後が「価格」だ。

 個別に見ていくと、バッテリは通常のリチウムイオンよりも小型・軽量化が図れる内蔵型リチウムポリマー充電池を採用。今年1月に発売された同シリーズ17型モデルに初めて搭載されたもので、今回新たに15/13型にも装備。バッテリ駆動時間が従来モデルの約5時間から約7時間に伸びたが、本体サイズと重さは従来モデル同様に抑えている。

 液晶ディスプレイに関しては、LEDモジュールが改善されたバックライトディスプレイによって従来モデルと比較して約60%色域が拡大。実際目で見ると確かに従来モデルよりも発色が良くなった印象を受けた。なお、オプションとしてノングレアパネル液晶を用意するのは従来モデル同様に、よりプロユースのニーズが高い17型モデルのみ。

 性能面ではスペックアップを図っていながら、価格は逆に安くなっている。具体的には、17型が従来モデルから40,000円安くなり、300,000円を切る278,800円。15型は従来モデルから約40,000円安くなり、こちらは200,000円を切る188,900円〜。13型は従来モデルより14,000円安い134,800円〜となっている。また、今回MacBook Proシリーズ同様にアップデートされたMacBook Airの価格は168,800円〜となった。

 それ以外の部分では、今回は15/13型モデルに同社のノートPCとしては初となるSDメモリーカードスロットを搭載するのも特徴のひとつ。デジタルカメラで撮影した静止画や動画をより簡単に取り込むことができるよう使い勝手に配慮したとのこと。

 17型モデルに関しては、SDメモリーカードスロットは搭載せず、代わりにExpressカード/34スロットが採用されている。よりプロフェッショナルユーザー向けの17型には拡張性の高いExpressカードスロットのニーズが高かったからだという。

 光学ドライブは、DVDスーパーマルチを装備。DVDメディアの普及率を考慮すると、現時点ではBlu-ray Discドライブよりも使い勝手が良いと判断したと同社では説明している。キーボードは3モデルいずれも、フルサイズのキーボードを採用。また、従来モデルでは13型の下位モデルには搭載されていなかったバックライトキーボードを全モデルに搭載する。

 サイズや重さは変わらずに、バッテリ駆動時間が大幅に伸び、価格を抑えた新MacBook Pro。性能アップをはかりながらも価格をこれだけ抑えたことで、ハイエンドユーザーのみならず、エントリーユーザーにも訴えるラインアップになっているといえそうだ。
《満井》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top