EMC、エンプラ・ストレージ向け次世代フラッシュ・ドライブ・テクノロジーを提供開始 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

EMC、エンプラ・ストレージ向け次世代フラッシュ・ドライブ・テクノロジーを提供開始

エンタープライズ モバイルBIZ
 米EMCは18日、従来製品よりも大容量の、エンタープライズ・ストレージ向け第2世代フラッシュ・ドライブ(200GBおよび400GB)の提供を開始するとともに、ハイエンド・ストレージ「EMC Symmetrix DMX-4」に搭載可能になったことを発表した。2009年後半にはミッドレンジ・ストレージ「EMC CLARiX」および統合ネットワーク・ストレージ「EMC Celerra」にも搭載可能になる予定だ。

 EMCでは、ストレージ・アレイ・キャッシュ機能とエンタープライズ・フラッシュ・ドライブの書き換え回数を均等に調整するアルゴリズムを連動させることで、パフォーマンスの最適化を実現。フラッシュ・ドライブ1台を効率的に十分に活用することにより、設定などで十分に活用されていないメカニカル・ドライブが多数ある場合と同等のパフォーマンスを得られ、トランザクションあたりの電力消費を最大98%削減することが可能になるという。

 ネットワーク・サービス・プロバイダのSIA-SSBは、「EMC Symmetrix」にエンタープライズ・フラッシュ・ドライブを導入することで、決済処理に関する厳しいサービス・レベルと増大し続ける負荷に対応することが可能になったという。同社CIO(最高情報責任者)兼ジェネラル・マネージャ代理であるファビオ・グリニャーニ氏は「SIA-SSBが処理するクレジット・カード、債権の回収、および決済に関する年間のトランザクションは64億件にのぼっています。ヨーロッパ全土にわたるお客を対象とする非常に高いサービス・レベルに対応しており、常にシステムやプロセスの効率化を図り、競争力を高めようと努めています。フラッシュ・ドライブ・テクノロジーは、EMCのソリューションによる総合的な決済システムの一部としてアプリケーション・パフォーマンスを向上し、1秒あたりに処理可能なI/O数は6,000から1万6,000に増加しました。また、平均応答時間が60%以上短縮されるとともに、1か月あたりのバッチ処理時間も22時間から17時間へと大幅に短縮される結果となりました」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top