米Red Hat、仮想化の将来計画を発表 〜 4つのポートフォリオに基づく新製品が年内登場か | RBB TODAY
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米Red Hat、仮想化の将来計画を発表 〜 4つのポートフォリオに基づく新製品が年内登場か

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Red Hat仮想化製品群の紹介ページ
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 米Red Hat, Inc.(レッドハット)は現地時間23日、2009年以降の仮想化戦略を発表した。

 サーバ、クライアント、および管理製品を大幅に拡大して機能拡張を図り、企業全体のあらゆる領域で仮想化の導入を可能にする計画とのこと。これに基づき企業のさまざまな作業負荷を単一の共通基盤上で実行できる仮想化ソリューション群提供の一環として、Red Hat Enterprise Virtualizationポートフォリオを発表した。このポートフォリオは、「Red Hat Enterprise Linux」「Red Hat Enterprise Virtualization Manager for Servers」「Red Hat Enterprise Virtualization Manager for Desktops」「Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor」の4つの主要製品で構成されるという。

 Red Hatは戦略的方向性として、今後仮想化製品ポートフォリオの開発を進めていくための基盤をオープンソースの仮想化ソフトウェア「KVM」に置いているが、「Red Hat Enterprise Linux」は、Linuxオペレーティングシステムの一部として開発されたテクノロジを利用している。既存のXenベースの環境も、Red Hat Enterprise Linux 5のライフタイムが終了するまで引き続きサポートされるという。「Red Hat Enterprise Virtualization Manager for Servers」はサーバ向けの多彩な機能を備えた新しい仮想化管理ソリューション。仮 想サーバと仮想デスクトップ全体を完全に統合管理できる、業界初のオープソース製品とのこと。「Red Hat Enterprise Virtualization Manager for Desktops」は仮想デスクトップ用の新しい管理システムで、QumranetのSolidICEをベースにSPICEリモートレンダリングテクノロジを使用する。そして「Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor」はスタンドアロンの新しいハイパーバイザ。標準ベースの軽量で高性能な仮想化基盤となっている。

 Red Hatのエンタープライズ仮想化製品群に含まれる新しい仮想化製品は、今後3〜18か月間に順次提供される予定で、最初の製品は2009年半ばに提供開始となる予定だ。
《冨岡晶》
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