東芝は29日に、国内半導体メーカーで初めてARM社の32ビットCPU「Cortex-M3」を採用し、汎用マイコン「TMPM330FDFG」として製品化することを発表した。2008年12月からサンプル出荷を行い、2009年3月より量産を開始するとのこと。 この新製品は、デジタルAV機器を1本のケーブルで接続し相互制御するCEC機能(Consumer Electronics Control)やリモコンから送信された信号を判別する機能を内蔵しており、デジタルAV機器の制御に最適な汎用マイコンとなっている。従来、ソフトウェアで処理していたCEC信号やリモコン信号を、CPUを停止させたままハードウェア上で処理することで、待機時の消費電力を低減することができ、さらに内蔵ROM(512KB)に低消費電力を特長とするオリジナルのフラッシュメモリ「NANO FLASH」を搭載することで、高性能かつ低消費電力動作を同時に実現したという。 ARM社が組み込み用途向けに開発したコアを採用したことで、32ビットコアの性能を持ちながら16ビットコア並みのコストを実現することが可能になったとのこと。今後東芝は、順次ラインナップを展開することで、マイコン市場におけるシェア拡大を目指すとしている。 サンプル価格は税込700円で、月産100万個の予定。
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