2008年度前期は欧州での公衆無線LAN利用が急増し北米を抜いてトップに〜米iPass調べ | RBB TODAY

2008年度前期は欧州での公衆無線LAN利用が急増し北米を抜いてトップに〜米iPass調べ

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 米iPassは24日、2008年度前期の世界のビジネスユーザーによる公衆無線LANの利用動向と2008年第2四半期における米国内のモバイルデータ利用動向を示す「iPass Mobile Broadband Index」を発表した。

 発表によると、2008年度前期は欧州でのビジネスユーザによる公衆無線LAN利用が前年同期と比較して89%増加して世界全体の47%を占め、初めて北米を超えた。北米の公衆無線LAN利用は、前年同期比で17%増加したが、世界全体における利用率は45%に減少した。また、アジア太平洋地域は世界全体の6%(前年同期比54%増)を占めている。

 国ごとでは、1位のアメリカが世界全体の44%(前年同期比16%増)、2位のイギリスが世界全体の13%(同43%増)、3位のフランスは世界全体の12%(同133%増)。日本は7位で世界全体の2%(同78%増)となっている。

 都市ごとでは、1位がロンドン、2位がシンガポール、3位が東京という結果が出ている。シンガポールでの利用は前年同期比314%と急増し、東京も同141%と大きく伸びている。また、ドイツのミュンヘンが同127%の伸びを示し、4位となっている。米国内でもっとも公衆無線LANが利用された都市はシカゴで、前回上位だったニューヨークと入れ替わり、5位につけている。

 場所ごとでは、1位の空港での利用が世界の総セッション数の40%(前年同期比28%増)、2位のホテルでの利用が世界全体の34%以上(同66%増)となっている。カフェでの利用は世界全体の9%を占めているが、前年同期比は18%増と成長が鈍化している。その一方、レストランでの利用は伸びを示し、世界全体の5%(同104%増)となっている。また、急増しているのがシティセンター、ビジネスパーク、公衆電話といった公共施設での利用で、世界全体での比率は1%と小さいが、前年同期比229%増となっている。

 各場所でのセッションごとの利用時間は、ホテルでの利用が約167分、カフェやレストランが約60分、空港が約40分となっている。

 2008年度前期の日本の公衆無線LAN利用の多い場所トップ10は以下の通り。

1. 成田空港
2. 羽田空港
3. 大阪国際空港
4. JR東京駅 中央地下1階コンコース
5. JR東京駅 東海道新幹線
6. JR名古屋駅 東海道新幹線
7. JR品川駅 東海道新幹線
8. JR新横浜駅 東海道新幹線
9. 広島空港
10.マクドナルド武蔵中原店(川崎)


 米国内で同社のモバイルデータサービス「iPass Mobile Office」を利用している企業のエンドユーザ数千人の利用データを元に作成された米国内のモバイルデータ利用動向レポートによると、2008年第2四半期のモバイルデータのユーザあたりの月次利用量は、前年同期比59%増となる平均211MBだった。3Gの月次利用量は過去1年間で平均約200MBと横ばいとなっているため、利用量の増加は3G導入直後からピークに達する半年から1年の間に発生している。なお、月に1GB以上のモバイルデータを利用するユーザは、2007年第2四半期の1.2%から2008年第2四半期には2.8%と過去1年間で2倍以上増加した一方、モバイルデータ利用の中央値は2007年第2四半期に96MB、2008年第2四半期に93MBと大きな変動が見られない。

 また、2007年第2四半期のデータによると1か月間に3Gのみを利用するユーザは35%にしか満たず、残りのユーザは時折2.5Gに頼らざるを得なかったのに対し、2008年第2四半期には3Gのみを利用するユーザが53%まで増加している。
《富永ジュン》

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