日本のPND市場は新規ユーザー層を開拓、2015年には3.3倍の357万台に〜シード・プランニング調べ | RBB TODAY
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日本のPND市場は新規ユーザー層を開拓、2015年には3.3倍の357万台に〜シード・プランニング調べ

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PND市場規模
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 シード・プランニング11日には、“簡易型カーナビ”などとも呼ばれる「PND」(Personal Navigation Device)の動向調査の結果を発表した。
 PND購入経験者500名にインターネットによるアンケート調査を実施したほか、PNDメーカー7社へのヒアリング、オープンデータ収集などを行い調査研究レポート「日本カーナビ市場におけるPNDの動向分析と購入ユーザー調査(189,000円、2008年8月発刊)」としてまとめたもの。調査期間は2008年6月〜8月。

 それによれば、2005年より日本で販売が始まったPNDの市場規模は、2005年の8千台から2008年には109万台まで飛躍的に伸びる見込みであり、また、それ以降も2010年ころまでは前年比110%以上の伸びで普及を続け、2015年には357万台にまで伸びることが予測されたという。

 そして今回のPND購入経験者に行った調査では、「PNDが始めてのカーナビの購入である」と回答したユーザが62%にのぼったとのことで、これまで高額であることを理由にカーナビを購入しなかったユーザ層に安価な価格帯が支持されて、新規カーナビユーザ層を開拓していることがわかった。

 またPNDは、固定式カーナビの搭載が進んでいない軽自動車で普及することが見込まれていたが、今回のPND購入経験者に行った調査では、被験者の保有自動車は、軽自動車が26%で、残り74%が普通自動車、小型車であることも明らかになった。

 ここから、カーナビの普及が飽和しているとみられていた普通自動車や小型車でも、安価なPNDによるカーナビ搭載率が高まるとともに、特にカーナビがこれまで搭載されてこなかった軽自動車にもPNDが普及していくことから、カーナビ市場の普及の伸びが大きくなると、同調査では予測している。その結果として、カーナビ市場全体が再び成長し、2015年には日本のカーナビ市場は648万台(2007年から172%増)にまで達することが予測され、うち55%をPNDが占めるだろうとしている。
《冨岡晶》
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