アッカの進める「デュアルブロードバンド」戦略——端末レンタルで顧客獲得 | RBB TODAY

アッカの進める「デュアルブロードバンド」戦略——端末レンタルで顧客獲得

 15日、アッカ・ネットワークスは平成20年12月期 第1四半期の連結業績を発表し、その中で今後の事業展開として「デュアルブロードバンド」を掲げた。

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 15日、アッカ・ネットワークスは平成20年12月期 第1四半期の連結業績を発表し、その中で今後の事業展開として「デュアルブロードバンド」を掲げた。

 デュアルブロードバンドとは、xDSL、CATV、FTTHといった有線ブロードバンドだけでなく、無線LANやモバイルブロードバンドと組み合わせた接続形態のことだ。アッカでは、さきごろ「ACCA mobile」として、企業向けのドコモの回線と端末を利用するサービスと個人ユーザー向けのイー・モバイルの回線と端末を利用するサービスを発表している。この動きのように、今後は、プロバイダも固定系、移動系の垣根がなくなってくると予想される。インターネット接続やウェブサービスを利用する上で、有線、無線といった接続方法がシームレス化していく。

 アッカでは、MVNOでモバイル接続を単体で提供するだけでなく、既存のADSLユーザーに対する新しいプランとして、有線+無線、つまりデュアルブロードバンド接続を提供していきたいとしている。ただし、そうはいっても無線接続を提供するプロバイダは、携帯電話キャリアから競合のMVNOまで数多い。ブランドや価格面で差別化を図る必要がある。

 そのための秘策ではないが、個人向けのACCA mobile(E)では、契約のハードルを下げるために機器レンタルの予定を示唆した。これは、量販店の店舗や代理店などに出向かなくても、ネットなどで申し込みすれば郵送で端末が送られてくるサービスになるようだ。アッカではADSLサービスで培ったモデムレンタルや配送のノウハウやシステムがある。

 MVNOは自前で回線を持たないという制限はあるが、反面、機動力が高い。次世代PHS、WiMAX、LTE、4Gとモバイルを取り巻く状況はしらばく動きが激しい。ユーザー側も端末の買取ではなくレンタルという選択肢はうれしいものになる可能性が高い。新しい技術やより高速なサービスがでたときに、端末への投資(購入)が無駄になりにくい。MVNO側も市場の動向をみながらよりユーザーにアピールできる方式やサービスを幅広く提供できるメリットがある。

 なお、端末レンタルは、ACCA mobileのイー・モバイルタイプのサービスで予定されているそうだが、企業向けのドコモ端末ではその予定はないという。
《中尾真二》

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