KDDIに続きアッカが社債発行——WiMAX免許交付への動きか?
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報道によれば、アッカ・ネットワークスが主要株主であるイグナイト・ジャパンを引き受け先とするCBを発行し100億円規模の資金調達をするとしている。調達した資金は、アッカ・ネットワークスが筆頭株主である、WiMAX事業を運営するアッカ・ワイヤレスに予定されている出資金に当てられる可能性を示唆する記述もある。アッカ・ワイヤレスに免許が交付されなかった場合、当該CBは繰り上げ償還されるという。
この報道に対して、アッカ・ネットワークスは、報道は当社が発表したものではなく、現時点で決定した事実はない。とのコメントをだしている。
気になるのは、これに先立つ12月5日にKDDIが、借入金返済を目的とする総額400億円の社債を発行すると発表していることだ。こちらはCBではなく、大手金融機関3社が取り扱う一般的な無担保社債だ。KDDI広報によれば、社債発行の目的は発表どおり、借入金の返済だとして、特定の設備投資のための資本増強ではないとしている。なお、具体的な返済先などは公表していないとのことだ。
2.5GHz帯高速移動体通信基地局の免許交付については、2社枠に4社が名乗りをあげ総務省の審査を待っている状態だ。総務省は12月中には結論をだしたいとしているが、このタイミングでの2社の動きは非常に気になる。11月には、すでに2社が決定したかの報道もあった。この報道は、各方面によって否定されているが、今回改めて免許交付に動きがあったのでは、あるいは資金調達力をアピールする狙いではないか、などさまざまな憶測を呼んでいる。
総務省に新聞報道などを問い合わせたところ、結論は12月中にだしたいという目標に変わりはないが、現時点でも候補が絞られているとか決定しているといった事実はない。また、いつ決定できるというのも決まっていない、とコメントした。