ガートナー、12日の首都圏自動改札機大規模障害について見解を発表
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今回取り上げられた大規模障害は、10月12日未明に日本信号製自動改札機を設置する首都圏の16事業者662駅においてPASMO3,050台、Suica1,328台の自動改札機が立ち上がらない状態となったというもの。毎朝行うカードの利用停止情報の更新作業で起きたバグということだ。16事業者662駅では、暫定的に自動改札機をオフライン・モードに切り替えることで午前11時までに稼働させ、最終的に13日早朝よりオフライン・モードに戻して全面復旧させた。
同社アナリスト・石橋正彦氏による「日本信号製自動改札機の一斉ダウン:障害の発生を想定した運用フロー確立の重要性」と題されたニュース・アナリシス内で言及された見解では、本件に対するJR東日本の初期対応の早さは、2006年12月1日に発生した同様の障害の経験が生かされていて評価に値するとした上で、オフライン・モードへの切り替えを行うまでの障害の切り分けや対応策の発令時間の短縮化が今後の課題だとしている。また、バグをなくすことは不可能に近いため、企業の情報システム部門では未知のシステム障害が発生することを前提とした人的な周辺プロセスや連絡体制、対応策、保証を事前に取り決めておく必要があると訴えかけた。