NHKは、2006年1月から放送を開始したドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK総合)がことしで放送開始20年目を迎えるにあたり、俳優の河合優実が新ナレーターに就任することが発表された。河合は16日放送の「マグロ漁師・菊池武一」から初登場する。放送開始当初から語りを務める橋本さとしは、継続して同番組に参加する。

同番組は超一流のプロフェッショナルに密着し、その仕事を徹底的に掘り下げるドキュメンタリー番組だ。
河合は「このたび意義のある役目をいただき、ありがたく思っています。私が普段関わる物語もドキュメンタリーと同じく誰かの人生にフォーカスをあてるもので、他者の生活を観察しないことには表現はできません。そしてその作品づくりの場もまた、プロフェッショナルの仕事の集まりであるということも常々感じています。今回この番組に携わらせてもらうことで、自分に返ってくるものもとても大きいのではないかと感じました。たくさんの人が大変な苦労をして編み上げている番組だと思います。携わるスタッフの方々、何より人生の一部を映させていただくプロフェッショナルの方々に、できる限り心を寄せながら、務められればと思います」とコメントした。

橋本は「番組開始から20年目という節目で一緒にナレーションをやらせてもらえる河合優実さんのナレーションを、今回初めて聞きながら読ませていただきました。とても新鮮で、ナチュラルで。河合さんがこの番組に持ってきてくれた爽やかな空気感というものを大切にしながら、自分としても寄り添うようなナレーションをしていきたいですし、また新たな自分というものをここで発見させていただきたいとつくづく思いました。これからの『プロフェッショナル 仕事の流儀』の在り方を発見できるんじゃないかとワクワクしています」と期待を寄せている。


3月16日放送の「マグロ漁師・菊池武一」では、青森県大間町のマグロ漁師・菊池武一(64)に密着する。菊池は「ミスターパーフェクト」と称され、漁に出れば空振りなしという実績を持つ。自ら開発した疑似餌やマグロ釣り機でマグロ漁に革命を起こし、「大間のエジソン」とも呼ばれる人物だ。

代々続くマグロ漁師の家に生まれ、11歳で144キロの大物を釣り上げた菊池だが、15歳のとき父が病に倒れ余命宣告を受ける。家族を支えるため高校進学を断念し、過酷な遠洋漁業に身を投じた。24歳で大間に戻ってからはひたすら腕を磨く日々を送り、技術を仲間に惜しみなく伝え、大間のマグロを世界的なブランドへ押し上げてきた。

記録的不漁となったこの冬、正月に豊洲市場で行われる初競りで最高値となる「一番マグロ」を狙い、菊池は荒れる津軽海峡へ向かう。土壇場で肉体が悲鳴を上げる中、激痛に苦しみながらも「ライバルは自分」という信念を曲げない菊池の姿を追う。原動力は「ドキドキ」と語り、立ち止まらない男のひと冬を描き出す。













