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NECと大同、台湾WiMAXフォーラムにてWiMAX実証デモを実施

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実証コンセプト
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 NECと台湾の大手コングロマリットである大同股◆有限公司(大同)は、台湾政府工業局主催の「台湾WiMAX Forum 台北Showcase&Conference」(台湾国際会議中心TICC、10月22日〜23日)の関連イベントとして、WiMAXを使った実証デモを行ったことを発表した。台湾政府が推進している「M-Taiwanプロジェクト」の一環で実施されたもの。

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 NECと大同は、花蓮市においてWiMAXを使った医療・観光行政サービスのトライアルを共同で行っている。この実証デモでも、病人が救急車で病院に搬送されていると想定し、病人の心拍や血圧数などを病院にWiMAXネットワークを介して転送し、逆に病院から、救急車内で緊急処置を行うために必要な病人のレントゲン写真を送るなどの実演を行った。

 音声あるいは映画紹介ビデオなどに比べてレントゲン写真やテレビ電話映像などはより大容量を必要とし、快適に送受信するには数Mbps以上のスループットが必要となる。これらの大容量データを高速で移動する自動車などから送受信するためには、基地局間のハンドオーバーも必要とされる。NECは、基地局配置の最適化(オプティマイゼーション)も含めた高度な技術を本実証デモに提供した。

 大同は、台湾政府主導のM-Taiwanプロジェクトにおいて中心的な役割を担うと共に、台湾北部の花蓮市での WiMAX技術を使ったトライアルに取り組んでおり、またそのトライアルの実績をもとにWiMAX通信事業に参加するべく事業者ライセンスをすでに取得している。一方NECは、大同による花蓮市でのトライアルを全面的に支援、さらに台湾にWiMAX R&Dセンターを設立することで2007年5月14日に台湾経済部と基本合意を調印しており、設立に向けて準備を進めている。
《冨岡晶》
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