NEC、マルチコアLSIにDVFS技術を容易に適用して消費電力を抑えられる新技術 | RBB TODAY
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NEC、マルチコアLSIにDVFS技術を容易に適用して消費電力を抑えられる新技術

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 日本電気は27日、マルチコアLSIの低消費電力化技術を開発したと発表した。

 同技術は、LSIの電源電圧やクロック周波数を最適な値に制御することで低消費電力化をはかる「DVFS(Dynamic Voltage and Frequency Scaling)」をマルチコアLSIにも適用できるようにしたもの。LSI全域に分配したひとつのクロック信号からIPコアごとに最適な周波数のクロック信号を生成するクロック生成回路を開発し、各IPコアの特性や動作状況に合わせて独立したクロック生成や周波数の制御を容易としたほか、各IPコアのクロック信号の位相を周期的に同一にする周期的同期クロック分配方式、および異なる周波数で動作するコア間でも同期的なタイミングで通信するコア間通信技術を開発し、異なる周波数で動作するIPコア間の通信の効率を向上させている。

 今回の新技術により、従来必要とされたマルチコアLSI専用設計をすることなく様々なマルチコアLSIに容易に適用でき、マルチコアLSIの性能を高めながら電力消費を抑えられるようになった。
《富永ジュン》
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