シャープは12日、業界最小のパッケージサイズで、業界最少の消費電力を実現したワンセグチューナーモジュール「VA3A5JZ912」の開発を発表。7月2日にサンプル出荷を開始する。量産時期は9月30日とし、生産能力は月産1,000,000台だという。 VA3A5JZ912は、コンパクトであり長時間使用が求められる携帯電話端末などに組み込まれるワンセグ放送受信用のチューナーモジュール。高密度実装技術を駆使することで、従来モデルよりも約45%減となるパッケージ化に成功。サイズは幅7.3×高さ7.3×奥行き1.25mmで、同社によると業界最小だという。 さらに、独自の低消費電流制御機能を搭載したチューナーICとOFDM復調ICのチップセットを開発。業界最少となる85mWの低消費電力を実現したという。また、高速受信性能は2倍に向上している。