HTC Nipponは6日、マイクロソフトのモバイル機器向け最新OS「Windows Mobile 6」を、携帯電話端末としては国内で初めて搭載したスマートフォン「SoftBank X02HT」を開発したと発表した。なお、X02HTはソフトバンクモバイルより7月下旬以降に発売される予定だという。 X02HTは、2006年秋に海外で発売された「HTC S620」をベースに、日本ユーザ向けに開発されたもので、QWERTY配列のキーボードを搭載しながら、一般の薄型ケータイと同等の薄さ約13.9mm、重さ約120gというコンパクトボディを実現。PCの操作性を持ったスライド式のスマートフォンとは一線を画し、使い慣れた一般の携帯電話と同じようにポケットから取り出して片手で操作できる快適さと、コンパクト&スリムで手のひらにフィットする丸みを帯びたフォルムと斬新なカラーバリエーションが表現するスタイリッシュさが最大の特徴だとしている。 プラットフォームには、日本で初めて「Windows Mobile 6 Standard Edition 日本語版」を採用。「Office Mobile」を搭載しており、WordやExcel、InternetExplorer、Windows Media Playerを搭載。また、Windows Liveにも対応しており、Windows Live Messengerを利用することもできる。 SoftBank X02HTの主な仕様は以下のとおり。なお、開発中の情報のため一部変更となる可能性がある。 ●SoftBank X02HT・通信方式 −国内:HSDPA方式、W-CDMA方式 −海外:W-CDMA方式、GSM方式(850/900/1800/1900MHz)・サイズ・重さ:幅63×高さ114×厚さ13.9mm(閉じた状態、突起部除く)、約120g・連続通話時間/待受時間 −W-CDMA網:約170分/約240時間(静止状態、画面オフ時) −GSM網 :約180分/約230時間(静止状態、画面オフ時)・ディスプレー:2.4型QVGA TFT液晶(65,536色)・モバイルカメラ:有効画素数200万画素/CMOS・外部接続機能:Bluetooth(Ver.2.0)、miniUSB、microSDカード(別売)、無線LAN(b/g)・カラー:ブラック、ホワイト、オレンジ