マイクロソフトとレーベルゲート、音楽配信サービス「mora win」の新サービスを9月下旬に開始 | RBB TODAY

マイクロソフトとレーベルゲート、音楽配信サービス「mora win」の新サービスを9月下旬に開始

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マイクロソフト株式会社 執行役常務 デジタルエンターテイメントパートナー統括本部担当 堺和夫氏
  • マイクロソフト株式会社 執行役常務 デジタルエンターテイメントパートナー統括本部担当 堺和夫氏
  • レーベルゲート、マイクロソフト協業のイメージ
  • 株式会社レーベルゲート 代表取締役社長 今野敏博氏
  • おすすめオンラインストア表示
  • Word Wheel機能を使った検索機能
  • 自動レコメ機能
  • 映像コンテンツ販売
  • プレイリストの提供
 マイクロソフトとレーベルゲートは2007年1月より「Windows Media Player 11(以下WMP11)」をベースにした音楽配信サービス「mora win(モーラウィン)」で協業を行っているが、本年9月下旬を目途に大幅な機能追加を含む新サービスを公開することを発表、同日東京にて記者発表会が行われた。

 mora winは現在、Windows Vistaに付属しているWMP11の「おすすめオンラインストア」として提供されているが、新サービス開始後はインテリジェントな検索機能「Word Wheel」をはじめとした多くの新機能を採用し、ユーザーの利便性が飛躍的に高まるという。

 記者発表会はマイクロソフト デジタルエンターテイメントパートナー統括本部担当 堺和夫氏による両社のパートナーシップ強化について報告するスピーチから始まった。「われわれのベストなソフトウェアと、レーベルゲートのベストなダウンロード音楽配信サービスが一体化し、共同でマーケティング・プロモーション活動を行うことによって、この業界を大きく盛り上げていけると信じている」と語った。

 続いてレーベルゲート 代表取締役社長 今野敏博氏による新サービスのプレゼンテーションが行われた。

 今野氏は最初に「音楽という分野は感性のみの世界だと思われがちですが、実はそうではなくテクノロジーも同様に大切なのです。テクノロジーの進歩は音楽の作り方を変えていきます」と、テクノロジーの大切さを訴え、「2006年は音楽配信の売り上げとCDシングルの売り上げが逆転したエポックメーキングな年です。これからはパッケージと音楽配信がコラボレーションしていく時代なのです」と、今回のマイクロソフトとの協業の重要性を強調した。

 次に、9月以降に開始される新サービスのテーマとして「音楽の新“ハッケン”」というキーワードを提示した。「ユーザーがどのようにして音楽を“ハッケン”するかを開発のテーマとしました」と語るように、新機能には多数の音楽を“発見”する手段が提示されている。そのいくつかがスライドによって発表された。

 まずは「おすすめオンラインストア表示」。現在のWMP11のインターフェイスは左側にHD内のメディア一覧がツリー表示されるようになっているが、そこにmora winが提供する音楽へのダイレクトリンクが表示されるようになる。このことによってローカルとネット上にある音楽コンテンツをシームレスに発見できるようになる。

 次に「新しいカタログ検索での素早い“ハッケン”」。これはWMP11に実装されているWord Wheel機能を使ったインテリジェンスなサーチ機能だ。いわゆる「インクリメンタルサーチ」と呼ばれているもので、例えば検索ウィンドウに「森」とタイプすると「森高千里」、「森山直太朗」、「森山良子」、「森のくまさん」と、一文字目に「森」の字が使われているアーティスト、または曲名が表示される。続けて「森山」とタイプすると「森高千里」と「森のくまさん」が検索結果から排除され「森山直太朗」と「森山良子」のみが表示される、といったように素早く絞り込み検索ができる。

 アーティスト名や曲名のリストはあらかじめローカルにダウンロードされているので、ストレスを感じることなく素早く結果が現れるのが特徴だ。

 そして「自動レコメで“ハッケン”」。レコメとはレコメンド(おすすめ)の略だ。ある楽曲を再生していると、自動的に「おすすめ」の楽曲を表示してくれる機能だ。もし気になる曲があれば、クリックするだけでその曲をダウンロード購入して聞くことができる。

 「ビデオクリップ、ビデオコンテンツの“ハッケン”」。mora winでは、楽曲のPV(プロモーションビデオ)など映像コンテンツの販売も行っている。WMP11経由で視聴、購入が可能になる。

 最後は「プレイリスト、コミュニティ、インターネットラジオを通じての新しい楽しみの“ハッケン”」。mora winから提供されるおすすめの楽曲をリストにしたプレイリスト、音楽SNS「PLAYLOG」を利用し、再生した楽曲リストを友達と提供できる機能、J-WAVEなどのインターネットラジオを視聴し、流れている曲に関連するおすすめ楽曲表示機能などが提供される。

 新機能紹介のあとは、今回の新サービスをレーベルゲート、マイクロソフトとともに盛り上げていくパートナー企業の担当者のスピーチが行われた。

 インターネットラジオ「Brand New J」を配信しているJ-WAVEのメディア開発局長 佐藤崇氏からは「現在我々のインターネットラジオ放送には24万人がユーザー登録している。今回のパートナーシップによってお互いのさらなる発展を期待している」と語った。

 また、WMP11との連携機能が充実するポータブルメディアプレイヤー「gigabeat」を発売している東芝のモバイルギガ事業部 商品企画部部長 稲葉均氏は、WMP11からgigabeatへ動画コンテンツを転送して再生を行うデモンストレーションが行われた。

 最後にマイクロソフト Windows本部本部長 ジェイ・ジェイミソン氏による、Windows Vistaの堅調な売れ行きの報告と、今回の協業によってマイクロソフトが提唱するビジョン「プレミアムデジタルライフ」の実現をアピールして発表会は終了した。
《田口和裕》

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