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フリースケール、ZigBeeベースのシングルチップ・ソリューションを発表

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 フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは29日、低消費電力と短距離通信が特徴の通信規格「ZigBee」仕様をベースに、業界で最も低い消費電力と最高の性能を実現するシングルチップ・ソリューション「MC1322xプラットフォーム」を発表した。

 ラインアップとして、TurboLinkなしの「標準モード・デバイス」と「TurboLinkテクノロジ・モード・デバイス」の2種類があり、LGAパッケージの標準モード・デバイスの場合、1万個ロット時の参考単価は5.50米ドル。5月から限定的にサンプル出荷が行われ、12月をめどに一般向けのサンプル出荷を行うとしている。

 MC1322xは、現在のZigBeeソリューションに期待されているバッテリ寿命の2倍にあたる20年にまでバッテリを長寿命化するように設計されている。これに加えて、独自の「TurboLinkテクノロジ・モード」を搭載することで、ノード間最大2Mbpsという通信速度を実現したワンチップ・ソリューション製品。ZigBeeアプリケーションに必要なコンポーネントを1つのパッケージに統合した「Platform in Package」(PiP)ソリューションとして提供されるため、部品数およびシステム・コストの削減が可能だとしている。

 ZigBeeは、2.4GHz帯を採用した無線技術の1つ。プロトコルを単純化し機能を限定することで、データ・サイズを抑えた低コストのネットワーク構築が可能となっているが、センサーネットワークや制御用の信号を送ることを目的とした技術のため、到達距離は10〜30メートル、標準通信速度は250kbpsと抑えられた数値となっている。また、それぞれのノードが接続し合う「メッシュネットワーク」を構築できるのも特徴の1つとなっている。
《村上幸治》
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