国交省とケータイCGM、ふたつの「燃費がよい自動車ランキング」 | RBB TODAY

国交省とケータイCGM、ふたつの「燃費がよい自動車ランキング」

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e燃費に関する説明。ガソリン価格の高騰により、車選びに対する燃費の意識が強くなっている
  • e燃費に関する説明。ガソリン価格の高騰により、車選びに対する燃費の意識が強くなっている
  • 新型車部門で1位を獲得した富士重工業の小美野博氏
  • 輸入車分の表彰式。ダイムラー・クライスラーの伊藤課長
  • 国産乗用車ランキングで受賞したトヨタ自動車の朝倉主査
  • 受賞者集合写真
  • 新型車ランキング(e燃費)
  • 輸入車ランキング(e燃費)
  • 軽自動車ランキング(e燃費)
 アイ・アール・アイ コマースアンドテクノロジーは29日、同社が運営する携帯端末向けマイカー情報管理サービス「e燃費」の表彰を行う、「第1回アワード2006-2007」を実施した。

 e燃費とは、クルマの燃費を中心にマイカーをオンライン管理する携帯コンテンツ。マイカーの燃費管理や会員同士の燃費競争を通して、「楽しくエコロジー&エコノミー」をコンセプトに消費者レベルのエコムーブメントの触媒になることを目的に、2000年6月にスタートした。ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアで公式サイトとして提供されており、現在は会員40万人、月に8万から10万件の入力があるサービスとなっている。

 具体的には、会員登録したユーザは、自分の車の走行距離(積算走行距離を記録するオドメーター)と給油量を、ガソリンスタンドで給油のたびに入力。満タン給油時から次の満タン給油時までの間に消費した燃料を積算することで、燃費消費量を正確に把握できるというものだ。これにより、カタログスペックではなく、渋滞や高速道路の走行など、実際に走行したときの燃費がわかる。

 会員登録時にはマイカーの車種も登録するので、同車種での燃費偏差値(個人ランキングなど競争をあおるものは提供されていない)や、ほかの車種の燃費のランキングなどを閲覧することが可能。現在、e燃費の燃費実測データは、多くの国産自動車メーカーが研究開発に利用しているほか、国立の研究期間などもCO2排出量の測定のための実測データとして活用されているほどである。

 そんなe燃費がスタートして7年目。本日、エコカーを表彰する第1回e燃費アワード2006-2007は、2006年1月1日から12月31日までの1年間に入力されたデータのデータをもとに決められた。ユーザ数は39万7,456人。車種は、排気量、トランスミッションの方式、過給器の有無、駆動方式別など燃費に関わる項目で分けられている。つまり、同じ車名でも排気量が異なれば別扱いだし、FF車と4WD車でも別扱いというわけである。また、e燃費は、95%信頼区間の数値で評価し、順位を決定した。

 まずは、現在購入可能なモデルのみを対象とした「新型車ランキング」が発表された。第1位を獲得したのは、スバルのステラおよびステラカスタム(2006年6月発売の660cc・CVT(無段式)・FF車)。2位のダイハツ ソニカの14.4km/Lから2.7ポイントも引き離した17.1km/Lとなった。それに対し、トロフィーを受け取った富士重工業 スバル技術本部パワーユニット研究実験第一部エンジン研究実験第一課の小美野博課長は、「今後もお客様の満足を第一に考え、走行性能はもとより、環境性能の向上を図り、地球環境保全に努めた車作りをして参りたいと思います」とコメントした。

 次に発表されたのは、輸入車ランキング。ダイムラー・クライスラーのスマート フォーツークーペ(2003年8月発売の700cc・SMT(クラッチレス有段式)・ターボ付きRR車)が16.5km/Lで、13.4km/Lで2位のフィアット パンダを大きく引き離して第1位を獲得した。ダイムラー・クライスラー日本メルセデス・カーグループ製品広報課の伊藤節弥課長は受賞に礼を述べた後、「本社にも今回の受賞のことを報告して、改めて喜びを分かち合いたいと思います」とした。

 続いては軽自動車ランキング。スバル R2R(2003年12月発売の660cc・MT・FF車)がズスキ Keiを0.6ポイントの差の19.0km/Lで第1を獲得した。しかも、ベスト10中、スバルは7台もランクインという快挙であった。再び賞を受け取った小美野課長は、ダブル受賞に対して感謝の言葉を表したのち、「これだけ多くの軽自動車がある中での受賞は、開発から販売までスバル全員の大きな励みになります」と述べた。

 そして国産乗用車ランキング。こちらは、トヨタのハイブリッドカーのプリウス(2003年9月発売の1500cc・CVT・FF車)が19.7km/Lで、2位のホンダ シビック ハイブリッドに0.9ポイントの差を付けての受賞だ。今回の受賞に対し、トヨタ自動車パワートレーン本部HVシステム開発部の朝倉吉隆主査は、プリウスを利用している方と、e燃費ユーザー40万人に感謝の意を述べ、「今回の受賞を踏まえ、トヨタ自動車としてはハイブリッド技術をエコ技術のコアとして、さらに精力的に開発に取り組んでいきます」とした。

 どのクルマの実際の燃費がいいのか悪いのか、自分の走り方の燃費効率はどうかといったことがわかる「e燃費」。ぜひあなたも利用して、新車購入や走り方の効率化に役立ててみてはいかがだろうか。

 なお、同日、国土交通省は10・15モード(カタログ)燃費をランキングした「平成18年度の燃費の良いガソリン乗用車ベスト10」の発表を行なっている。普通・小型自動車のランキング1位はトヨタのプリウスが35.5km/l。軽自動車でのランキング1位はダイハツのミラの27.0km/lとなった。クルマの燃費を同一条件で測定する10・15モード燃費とさまざまな利用環境やドライバーの運転の仕方の違いをも反映したe燃費。ふたつの異なる発表数字は、ともにドライバーのクルマ選びに役立つ参考数字と言える。

 本日発表された燃費ランキングは以下のとおり。
《デイビー日高》

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