So-netとGONZO、資本提携を締結しコンテンツを共同で展開 | RBB TODAY

So-netとGONZO、資本提携を締結しコンテンツを共同で展開

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 ソネットエンタテインメント(以下、So-net)と、GONZOブランドなどで国際的なアニメーションビジネスを手がけるGDHは19日、アニメ、キャラクター、オンラインゲームなどを結びつけた新しいネットワークエンタテインメントビジネスの共同展開を目指し、資本提携を行ったことを発表した。So-netはGDHの第三者割当増資を引き受けることで、GDHの発行済株式数の12,569株(14.3%、払込金額約10億円)を取得し、GDH第2位の株主となった。

 両社の事業連携は、現時点で3つほどが挙げられている。ひとつは、So-netのキャラクタービジネスと、GDHの持つ高いアニメ制作力を活かした事業連携。具体的には、「ポストペット」、「Livly Island」など、So-netが有するキャラクターのアニメ化を共同検討するとしている。So-netとしては、アニメ化により自社のキャラクターをより多くの視聴者に親しんでもらえるという計算で、キャラクタービジネスをより一層強化していく方針だ。一方のGDHとしては、これまでのGONZOブランドのアニメ作品に加え、So-netとの連携による新ジャンルの作品を提供していくことで、コンテンツライブラリーとファン層の拡大を促し、ビジネス強化につなげていけるものとしている。また、インターネット発の新しいキャラクターの共同開発や発掘も検討しているとのこと。新たに開発したキャラクターに関しては、アニメ化、オンラインゲーム化等によるクロスメディア展開を検討していくようである。

 2つ目が、アニメーションの「コミュニティビジネス」の共同推進。現在、多くのファンを抱えるアニメコンテンツと、blogなどのCGM(Consumer Generated Media)との親和性は非常に高いものと考えられている。そこで、So-netの展開する「So-net blog」や「So-net SNS」などのCGMサービスと、GDHグループが展開しているSNS「GONZO LOUNGE」やアニメ作品を組み合わせた「アニメのコミュニティビジネス」を共同で検討し推進していくとしている。

 3つ目が、オンラインゲームビジネスにおける事業連携、共同展開だ。オンラインゲームのキャラクターを使ったアニメの制作や、逆の流れのアニメ作品のオンラインゲーム化に関して、共同で検討を行っていくとのことである。

 また、今回の提携に関しての両社の背景や目的は、以下の通り。まずSo-netだが、アニメは、オンラインゲームと並びSo-netが志向する“エンタテインメント”や“コミュニティ”という要素をあわせ持っており、“楽しさ(エンタテインメント)”を提供するSo-netの戦略と方向性に合致するとしている。海外展開などマーケットとして拡大基調が続くアニメーション事業との連携を強化することで、企業価値の更なる向上を目指していくとのことだ。さらにGDHに対しては、2006年夏に全国劇場公開された「ブレイブストーリー」を初めとするクォリティーの高い作品制作力を有していると評価。また、GDHは海外展開やアニメとの相乗効果を図ったオンラインゲーム展開の実績を持っているので、中長期的な事業連携を行うことでアニメコンテンツと、So-netがサービス展開するblogやSNSなどのCGMサービスやキャラクター、そしてオンラインゲームなどを有機的に結びつけた“新しいネットワークエンタテインメントビジネス”の展開を目指せるとしている。

 一方のGDHは、「ブレイブストーリー」の制作を手がけたことから推察できるように、主要ターゲットをこれまでのコアなアニメファン層からファミリー層へ、本格的なファン層の拡大を推進している状況が見て取れる。そこでGDHとしては、インターネットビジネスを通じて幅広い多くのユーザーにエンタテインメント性の高いサービスを提供しつづけているSo-netと事業連携することで、両社の実績を相互活用させ、より魅力的なコンテンツ及びサービスの提供の可能性を大きくしていけるものとしている。So-netに対しては、インターネットビジネス創成期からの実績をもち、広いユーザー層で高い認知度を誇る企業なので、提携により、アニメーションだけにとどまらず、ネットワークやキャラクター、オンラインゲームなどの、多様で新しいエンタテインメントビジネスを協調して行うことで、GDHのブランド力を積極的に高めることができ、ビジネス基盤をさらに強固にしていけるものとしている。
《デイビー日高》

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