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CEATEC JAPAN 2006を総括

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CEATEC JAPAN 2006 幕張メッセ 例年にない盛り上がり
  • CEATEC JAPAN 2006 幕張メッセ 例年にない盛り上がり
  • NECブースで大活躍のパペロ。目標はホンダのアシモか
  • PCマニアにはおなじみのATi。ネットゲームができる携帯電話
  • 東芝ブースのメインステージに見られたSED
  • 三菱は米国向けの65/57型リアプロテレビを参考出品
 10月3日〜7日、幕張メッセにてIT、エレクトロニクスの総合展示会、CEATEC JAPAN 2006が開催された。RBB TODAYでは、基調講演や会場の模様、注目製品や技術を紹介してきたが、その全体を編集部で総括してみた。

 まず、今年のCEATECは例年以上の盛り上がりを見せていた。情報家電、NGN、FMCなどといったキーワードとともにコンシューマエレクトロニクスのメーカーだけでなく、通信事業者、自動車メーカー、ISPなどさまざまな業種との垂直統合が進んだため、企業やブースのバリエーションが増えたからだろう。例えば、基調講演にヤフー楽天からの発表があったのも注目されていた。その2社の内容が期せずして戦略の重なる部分があったのも面白い。

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 そのテレビについては、HD(ハイビジョン)化の波は確実にきている。液晶ディスプレイとプラズマディスプレイの展示はフルスペックHDが主力となっている。市場では、特定の工場名のブランド化に成功したシャープの液晶が先行しているが、応答速度など根強いプラズマファンも多い。そこに新たにSEDが名乗りを上げている。文句なしの画質の良さは注目度も高く、値段が少々高くてもマニアやプロフェッショナル層に浸透しそうだ。

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 テレビときたら録画である。レコーダー市場の見所は、なんといってもHD DVD陣営とBlu-ray陣営の熱いバトルにつきるだろう。今回のCEATECのじつはメインテーマといってもよい。会場では、各メーカーのブースで新製品やコンテンツのガチンコ勝負が繰り広げられていた。

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 携帯電話はどうだろうか。全体的に黒を基調に落ち着いた雰囲気で新技術やサービス、とくにセキュリティを意識した展示が目立つドコモに対して、auは白とオレンジの明るいブースで、テレビ電話新機種、win端末サービスなどをステージショーも使い華やかに紹介するなど、まさに両雄対決といった風情だ。次世代携帯では、HSDPA端末が目をひき、どこか余裕さえ感じられるドコモだが、WiMAXとEV-DOのハンドオーバー実験などFMCという面ではauのほうが進んでいるように感じられた。

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 社名変更したばかりのソフトバンクが出展していなかったのは意外だったが、端末を供給しているメーカーのブースには製品が展示してあった。しかし、iPodと端末のセット販売Y!ボタンの発表、かくし玉をにおわすなど、独自のロードマップで動いている。
《RBB TODAY》
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