セイコーエプソンは26日、マルチメディアストレージビューアー「Photo Player」の新製品として、「P-5000」と「P-2500」を発表した。価格はオープン。発売時期は、P-5000が11月上旬、P-2500が10月下旬。 P-5000は、新開発の4.0型高色域・高精細液晶「Photo Fine Ultra」ろ80GBハードディスクを搭載したポータブルマルチメディアストレージビューアー。「Adobe RGB」に対応することにより携帯機器向け液晶では表現しにくかった高色域化を実現した。これは、エプソン独自の超精細加工技術を活用して液晶モジュールの高開口率化を実現し、従来の3色カラーフィルター（RGB）に替わり、4色カラーフィルター（R：赤、YG：黄緑、B：青、EG：エメラルドグリーン）を採用したことによる。 さらに1GBのCFメモリーカードからの転送時間を約115秒、1,000万画素のJPEGデータの表示時間が約2秒とするなど高速データ処理がさらに進化。 表示機能としては、画像を自動判別してクリアで美しい色に最適化する「フォトプレゼンモード」とズームイン/アウトボタンを新たに搭載。「Exif情報、ヒストグラム同時表示」や「ハイライト・シャドーの階調性チェック」、撮影画像を確認しながら5段階の評価をつけられるレーティング機能なども備える。 USBホスト機能を搭載し、データ取り込みや外部機器へのバックアップが可能。さらにPictBridge対応EPSON製プリンタと接続することにより、印刷イメージを液晶で確認できる「印刷プレビュー」機能も利用できる。 さらに、動画の新しい色空間規格xvYCCに対応。「ホームビデオ」、「映画」、「自然風景」、「省電力」、「オリジナル」の5つの表示モードが容易されている。 P-2500は、3.8型高精細液晶「Photo Fine」と40GBハードディスクを搭載したスタンダードモデル。データ転送速度や表示速度の高速化や写真の振り分けが可能な「タグ機能」を備える。 さらに両モデル共にMPEG4、Motion JPEG、MPEG1/2、DivX、MP3、AACなどのマルチメディアファイルの再生に対応する。
