セイコーエプソンは、地上デジタル放送と連動して配信される、プリント可能なコンテンツを印刷する「テレビプリント」対応の複合機、マルチフォトカラリオ「PM-T990」を11月中旬に発売する。価格はオープン。あわせて、「テレビにプリンタをつないでパッ！とプリント」を略した「テレプリパ」をキャッチフレーズに製品を展開することを発表した。 開発の背景には、2007年度中に地上デジタル放送のデータ放送と共に送信される印刷コンテンツのプリントとネットワークに対応した「ネットTV」が各家電メーカーから発売されることがある。いち早くこの「テレビプリント」に対応した製品を発売して、テレビからのプリントに対応した放送サービスやテレビで閲覧するインターネットサービスを利用する層を取り込むのが同社の狙いだ。 エプソンでは、番組を観ながらデータ放送の詳しい情報をプリントしたり、テレビでインターネットに接続してインターネット画面をテレビのリモコン操作でプリントするといった使い方を提案している。 今回発売されたPM-T990は、テレビプリントの業界標準に対応する予定とされている。ただし、現状ではテレビプリント対応の業界標準仕様のデジタルテレビは国内で発売されていない。さらに、松下電器産業の松下TV仕様に対応する。 対応デジタルテレビは、VIERA PZ600シリーズ（TH-103PZ600、TH-65PZ600、TH-58PZ600、TH-50PZ600）、PX600シリーズ（TH-58PX600、TH-50PX600、TH-42PX600、TH-37PX600）、LX600シリーズ（TH-32LX600）、PX500シリーズ（TH-65PX500、TH-50PX500、TH-42PX500、TH-37PX500）、LX500シリーズ（TH-32LX500、TH-26LX500）、PX300シリーズ（TH-50PX300、TH-42PX300、TH-37PX300）、LX300シリーズ（TH-32LX300、TH-26LX300）。
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