フジテレビ、個人が動画を公開・発信するサイト「ワッチミー!TV」事業の開始を発表 | RBB TODAY
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フジテレビ、個人が動画を公開・発信するサイト「ワッチミー!TV」事業の開始を発表

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 フジテレビとチームラボビジネスディベロップメントは5月1日に、インターネット上で動画をユーザが簡単に発信できるプラットフォームを整備し、映像コミュニケーションを活性化することを目的とする合同会社を、両社共同で設立することを発表した。

 社名は「フジテレビラボLLC合同会社」で、インターネット上での映像発信プラットフォーム「ワッチミー!TV」の運営を事業の中心とする。フジテレビが2億4,000万円、チームラボBDが1億6,000万円を出資し、2006年5月の設立を目指す。7月中旬に「ワッチミー!TV」サイトβ版の試験運用を開始し、10月から本サービス開始を開始する予定だ。

 フジテレビとしては、初めての社内ベンチャーである今回の事業に同制度を活用でき、多大な期待を寄せているとのこと。

 事業コンセプトは「誰でも映像で情報発信…世界中の“今”が見える!」で、一般ユーザから様々な映像表現を集めてウェブで公開、「映像コミュニケーション」プラットフォームを製作・運営するという内容だ。

 同サイトではハンディムービーやデジタルカメラ、カメラ付き携帯電話やPCのウェブ・カメラなどで撮った映像を簡単にアップロード、またはライブ・ストリーミング配信できるサイトを目指す。集める映像は「映像ブログ」「オピニオン」「アート」「パフォーマンス」といった“個人発信のメッセージ”から、「旅行情報」「商品情報」「海外トピックス」「講義・講演」といった“生活情報”などの投稿動画クリップ、「スポーツ」「映画」「音楽」などの“インディーズ・エンタテイメント”など様々。それぞれの映像クリップに対して視聴者の評価やコメントなどが付加でき、また映像投稿ユーザ同士がつながっていく「コミュニケーション機能」ももつ。

 サービスは無料提供。ユーザ数の目標は2年度(2007年度)で100万人、5年度(2010年度)で280万人。収入は、バナー、検索・コンテンツ連動、レコメンド、アフィリエイトなどの広告。5年度(2010年度)で約11億円の広告売上見込み。また事業の成長に応じ、動画コンテンツ等の販売、各種エージェントフィー、携帯サイト運営・課金、など複次的な事業収入も見込む。

 YouTubeのようなサイトが注目を集めるなか、フジテレビが構築する個人ビデオ配信サービスというのは興味深い。今後に注目したい。
《冨岡晶》
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