So-netでは、幼少時に聴覚を失いながらもパーカッショニストとして成功したEvelyn Glennie(エヴリン・グレニー)のドキュメンタリー映画「Touch the Sound」を配給、来春から東京・渋谷のミニシアター「ユーロスペース」などで順次公開する。 またVOD配信やCS放送「So-netチャンネル749」でも公開するほか、ビデオ・DVD化なども含め、コンテンツを多角的に活用していく。 今後の予定は、11月に「Touch the Sound」公式サイトをオープン。2006年1月27日(金)〜30日(月)には劇場公開に向け、エヴリン・グレニーが来日する予定だ。 エヴリン・グレニーは、1965年・スコットランド生まれの女性。12歳で聴覚を失うがパーカッショニストとして成功し、1988年と2002年にクラシックのジャンルでグラミー賞を受賞している。 出演はグレニーのほか、ギタリストのFred Frith(フレッド・フリス)、和太鼓集団「鬼太鼓座」(おんでこざ)など。監督・撮影は、Thomas Riedelshimer(トーマス・リーデルシェイマー)。◆Touch the Sound 2004年・ドイツ映画・100分 天才パーカッショニストのエヴリン・グレニーは、アバンギャルド音楽の巨匠であるギタリストのフレッド・フリスとともに、廃墟になった大工場跡にやってきた。即興音楽を録音するためだ。ほとんど耳が聞こえないグレニーにとって、「音」とは「触れる」ことである。そんな彼女の感覚を通し、映画は日常に潜む音を掘り下げていく。日本、イギリス、カリフォルニアなど、グレニーが行く街や自然、人がもつリズムが色鮮やかに描かれる。人間のまわりには、こんなに音があったのか? そう、「音」とは私たち自身なのである。