シスコシステムズ(シスコ)は9日、ソフトバンクBBが、ブロードバンドによる番組放送やビデオオンデマンド(VOD)などのアドバンスドIP動画サービスの提供を全国規模に拡大するため、「Cisco Carrier Routing System(CRS-1)」および「Cisco Catalyst 6500 シリーズ」スイッチを中心とする、シスコシステムズのIP次世代ネットワーク(IP NGN)の導入を拡大する、と発表した。なお、全国規模での導入は2005年10月に完了する予定だとしている。 現在ソフトバンクBBでは、アドバンスドIP動画サービスを提供するために、CRS-1コアルーティングプラットフォームを配備。また、同じネットワークには、Catalyst 6500シリーズのスイッチやCatalyst 3750が配備されており、完全ハードウェア化によるアドバンスドIPマルチキャスト機能に加え、拡張性やユニキャスト/マルチキャストプロトコルのきわめて迅速な融合を可能にしている。 シスコシステムズでは、サービスプロバイダーがIP動画サービスを普及させる際に直面する主要な問題を解決できるようになるための取り組みを行っており、「Cisco IP NGNは柔軟性や拡張性、セキュリティ、安定性をソフトバンクBBへ提供し、同社の展開するブロードバンドサービスの急成長を支えています」と述べている。