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NETCINEMA.TV、ホラー作家・平山夢明らの手によるオムニバス・ホラー『「超」怖い話』配信

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完成した作品について語るホラー作家の平山夢明、タレントの矢部美穂ら
  • 完成した作品について語るホラー作家の平山夢明、タレントの矢部美穂ら
 ホラー作家の平山夢明、タレント・作家の矢部美穂らが初監督したオムニバス・ショートホラーフィルム『「超」怖い話』が、NETCINEMA.TVで無料配信される(時期未定)。5月11日には東京の新宿ロフトプラスワンで試写会と舞台挨拶が行われた。

 同作品は平山夢明、矢部美穂のほか、俳優の津田寛治、落語家の快楽亭ブラック、石川均がそれぞれ監督したショートホラー5作品からなるオムニバスだ。製作・配給は竹書房。

 この企画はもともと、学生時代に自主制作映画を撮っていた作家の平山に、竹書房が初監督作品の話をもちかけたことで実現した。平山が矢部美穂ら4人に声をかけるなど、自ら監督の人選も行ったという。

 5作品の内訳は以下のとおりだ。

◆「悪霊」津田寛治/監督・脚本・主演
 悪夢を見て目覚めたある男。彼は幼い頃からよく霊を見ていた。だが男がその日見た悪夢の正体は、霊より恐ろしいものだった……。津田自身の手による脚本が冴えたショートホラー。

◆「カフカの夜」矢部美穂/初監督・主演
 新婚夫婦が立ち寄った「占いの館」。そこで新妻は不気味な予言を宣告される。その日から幸せだった彼女の身辺に異変が起こる。

◆「すげぇ!アニキ」遠藤憲一/主演・初脚本監修、石川均/監督
 暗黒街の伝説の男と、彼を崇拝するチンピラの2人組が隠れ住むアジトが、500人のヒットマンに包囲された。さて、伝説の男はどう窮地を打開するのか? 5作品の中ではピカイチの出来。こういう「ホラー」もアリなのだ。

◆「『四谷怪談』でござる」快楽亭ブラック/初監督・脚本・主演
 落語界きっての映画通・ブラック師匠が、15分のワクで四谷怪談を再現しながら笑いを追求した作品。

◆「深夜ノ墜落」平山夢明/初監督・脚本
 通りすがりのOLに「一緒に死のう」ともちかける狂った女。その異常な執念がOLを破滅に導く。

 なお同作品はまず劇場公開されたのちにネット配信される。劇場公開の日程は、6月25日にシネカノン有楽町で「前夜祭スペシャル・ナイト」(舞台挨拶あり)。7月2日〜8日に渋谷シネ・ラ・セットで「1週間限定レイトショー公開」(同)。

 ネット配信の帯域は、1Mbps、500kbps、56kbpsの3帯域。視聴にはWindows Media Playerを使用する。
《松岡美樹》
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