東京インタラクティブ・アド・アワード、グランプリの日産が記念講演 | RBB TODAY
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東京インタラクティブ・アド・アワード、グランプリの日産が記念講演

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10月18日開催の「東京インタラクティブ・アド・アワード」公式セミナーで受賞記念講演を行った日産自動車の工藤然氏。
  • 10月18日開催の「東京インタラクティブ・アド・アワード」公式セミナーで受賞記念講演を行った日産自動車の工藤然氏。
 インターネット広告推進協議会(JIAA)は18日、「東京インタラクティブ・アド・アワード」公式セミナーを開催した。セミナーでは第2回目の同賞でグランプリを受賞した日産自動車が受賞記念講演を行ったほか、パネルディスカッションも実施された。

 「東京インタラクティブ・アド・アワード」は、インターネット広告の発展に寄与するために作られた賞。JIAAが主催し、日本広告主協会・Web広告研究会が後援するもの。第2回目を迎えた今回は、日産自動車が作品「WebCINEMA“TRUNK”」でグランプリを獲得している。

 講演では日産自動車の工藤然氏が壇上に立ち、まず作品のコンセプトについて「ひとつは、一流のキャストとスタッフを揃えたショートムービーを無料公開しよう、ということ。また今までにない仕組みを取り入れ、口コミで広まることを狙おうと考えた」などと説明した。

 同氏によれば、制作にあたっては「クルマを主役にするのはやめよう」と決めていたという。理由はクルマが主役では、「クルマ好き、日産好きな人だけが集まるものになるから」(同氏)だ。

 また「監督の青山真治氏に対しては『コンテンツはおまかせします』と申し上げ、クルマをこう見せてほしいなどのオーダーは出さなかった。我々サイドはクリエイターではないので、そこは一線を引いた」などと明かした。

 一方、手ごたえに関しては、「就職活動中の人がこの作品を観て、入社したいと言ってくれた」と裏話を披露した。

 最後に次回作については、「まずインターネットでしかできないことをやる。また『クルマ』あるいは『日産』と、作品とのブリッジがしっかりしていることも重要だ。次は短期的な成約台数と、長期的なブランド効果を両立させるものを狙いたい」と締めくくった。

 なお次回となる第3回「東京インタラクティブ・アド・アワード」の募集期間は、11月1日から来年1月31日まで。新たに「ウェブサイト部門」を設け、合計6部門で競われることになる。
《松岡美樹》
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