木暮祐一(こぐれゆういち)氏。青森公立大学 准教授/博士(工学)、モバイル研究家として活躍し、モバイル学会の副会長も務める。1000台を超える携帯コレクションを保有
筆者は関東だけでなく、九州や四国、東北などの大学で講義をしているが、それぞれの地域の学生の様子を見ていて感じることは、地域によってスマートフォンの普及率や利用傾向が明らかに違うということ。
スマートフォンはいわば「持ち歩けるコンピュータ」。モバイル環境で利用するからこそ活きてくるコンテンツ・アプリケーションの活用事例として、ひとつご紹介しておきたいのが「タクシー配車アプリ」である。
このところ、アップルによるiPhoneの「Siri」や、NTTドコモの「しゃべってコンシェル」を宣伝するテレビコマーシャルをよく見かける。
このところ筆者が注目しているのが、1つの回線契約で複数のSIMカードを利用できるMVNOのサービスである。最近ではMNOの1回線契約分程度の基本使用料で複数のSIMカードを同時に利用できるMVNOのサービスが注目されている。
今年注目されそうなスマートフォン周辺の話題として、前回は「モバイル充電」など、スマートフォンの電源周りの話題を書かせていただいたが、もうひとつ動向に着目しているものがある。それは、5インチクラスの大画面スマートフォンの普及である。
スマホ(スマートフォン)利用者が着々と増えている。筆者が独自に取り組んでいる首都圏の主要大学での調査でも、現在70%を超える学生がスマートフォンを所持している。