構成管理オプションによって、「eValue NS ドキュメント管理」でサポートされるフォルダ管理による表示を、構成管理を中心とした表示に変えることができ、製品データは構成ツリーや部品情報の一覧として表示できる。
ドキュメント管理というと、通常はフォルダで管理することが基本だが、業界によってはフォルダによる管理ではなく、製品構成ごとに情報を管理したい場合がある。特に製造業では、そのニーズが高い。
OSKが開発するグループウェア「eValue NS」を全社で導入している大塚商会。導入事例後半では、ドキュメント管理機能の活用などについてみていきたい。
6,500名以上の従業員を抱え、非常に多岐にわたる事業領域でサービスを提供している大塚商会。同社では、「ワークフロー」「ドキュメント管理」「スケジューラ」の部分で、OSKが開発するグループウェア「eValue NS」を導入している。
「eValue NS」のワークフロー機能は、OSKにとって非常にこだわりがある部分であり、ユーザーからの評判もよいところだ。
前回の連載では、グループウェアの老舗であるOSKが提供する「eValue NS」について、その概要と一部の機能について紹介した。今回は、コアとなるドキュメント管理、ワークフローとの連携、モバイル機能や基幹システム連携などについて解説しよう。
まず、スケジューラの機能から見ていきたい。もちろん昔は、スケジューラなどという便利なツールは存在しなかった。当時は、社長室の前に赤や青のランプが設置してあり、それを見て秘書が「在席」か「不在」かを判断し、電話を取り次いだりしていたのだ。
第1回目はグループウェアにまつわる最新状況や、グループウェアに求められる要件などについて紹介した。今回からは、こうした要件にベストマッチするグループウェアの一例として、大塚商会の「eValue NS」について解説していきたい。
IT環境の進化とともに、その在り方が変化してきているグループウェア。その提供形態には、オンプレミス型(自社導入型)とクラウド型(SaaS型)があり、イニシャルコストや運用管理面、個別のカスタマイズ、セキュリティ対応などそれぞれに一長一短がある。
初めてグループウェアが登場してから約20年の歳月が経ち、企業をとりまくIT環境が進化する中で、最近ではグループウェアの在り方も変化してきている。