【グループウェアの最新動向 Vol.2】ユーザーの声を色濃く反映した「eValue NS」の魅力(前編) | RBB TODAY

【グループウェアの最新動向 Vol.2】ユーザーの声を色濃く反映した「eValue NS」の魅力(前編)

エンタープライズ ソフトウェア・サービス

OSKグループウェアの歴史。開発史は20年以上の長きに渡る
  • OSKグループウェアの歴史。開発史は20年以上の長きに渡る
  • インタビューを受けてくれたOSKの3人
  • OSK マーケティング部 部長 笹原直樹氏
  • OSK R&D本部 本部長補佐(兼)製品開発部 部長 橋倉浩氏
  • 「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー'95」受賞時のカタログ
  • 次回以降にモバイル機能についても紹介する
 第1回目はグループウェアにまつわる最新状況や、求められる要件などについて紹介した。今回からは、こうした要件にベストマッチするグループウェアの一例として、OSKの「eValue NS」について解説していきたい。1回目に引き続き、OSKの笹原直樹氏、橋倉浩氏の二人に加え、実際に現場で開発を担当している上田雅史氏にも話を聞いた。

■グループウェア黎明期から開発をスタート

 そもそもOSKが一番最初にグループウェアの開発に着手したのは、まだグループウェアや掲示板といった言葉もなかった1980年代半ばのこと。当然のことながらインターネットは普及しておらず、1200bpsモデムでパソコン通信をしていた時代だ。OSもMS-DOSだった。1992年に初代のグループウェア「Joinus-PC」が発売され、OSKのグループウェアがスタート。同グループウェアは、3年後には「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー '95」を受賞している。ちなみに当時、本賞を受賞した製品には、ジャストシステムの「一太郎」('94年)や、旧ロータス・デベロップメント(現IBM傘下)の「Lotus 1-2-3」('96年)がある。

 「当時のベンダーの中で、グループウェアに参入して生き残っているのは、いまや私どもぐらいしかありません。あとはすべて撤退してしまった。ここまでグループウェアの分野で頑張ってこれたのはOSKぐらいしかないでしょう」と笹原氏は胸を張る。そういう意味で、まさにOSKは日本のグループウェア製品の牽引役であり、老舗と言ってもよい存在だろう。

 その後、1997年にはWeb対応のドキュメント管理システム「Visual Finder」が登場し、1998年に承認システム(ワークフロー)の「Advance-Flow」が、さらに2001年にはポータル型グループウェア「EasyPortal」が発売された。そして、これら情報系ソリューションの頭文字(e,v,a)を取って、2003年に「eValue」という新ブランドへと変更がなされ、さらに統合型グループウェアとして、2008年に装い新たに心機一転したソリューションが、現在の「eValue NS」である。

 「eValue NS」は、「ドキュメント管理」「ワークフロー」「スケジューラ」「コミュニケーション」という4つのシステムを、必要なものだけ組み合わせて導入できるソリューションだ。橋倉氏は「eValue NSは、私どもにとって大きな転換点となるものでした。単純に製品をかき集めたものではなく、プラットフォームから、デザイン、UIなど、あらゆる部分を技術的に改修しています。それまでは、Visual Finderも、Advance-Flowも、まったく異なるデータベースを使い、開発言語も違うものでした。それらを1つに統一して開発を進め、内実共に統合できたわけです。この時点で、ワークフローやドキュメント管理が双方向に連携しながら、UIも共通で使えるような統合型ソリューションは、競合他社にありませんでした」と振り返る。

■ユーザーの声が色濃く反映されたソリューション

 同社のグループウェアのターゲットは10人から1万、2万人規模と非常に幅広いのが特徴の1つだ。「いつでも」「どこでも」「誰でも使える」というコンセプトのグループウェアを目指している。これは次回ご紹介するモバイル機能にも関係することだ。もともと情報系ソリューションでは規模感はあまり関係がないという。たとえば設計事務所のような小規模な組織でも、CADデータを扱えば。そのデータ量は莫大なものになる。そのためグループウェアの場合は、規模に関わらず、どのようなユーザーでも幅広く利用できるものにしているのだという。

 そして最大の特徴は、エンドユーザーの声をしっかりと聞いて開発したソリューションであるということ。第1回目でも紹介したように、OSKには販社である各パートナー企業との強いリレーションや信頼関係があり、パートナー企業経由でエンドユーザーの声を吸い上げるシステムが確立されている。それが製品に色濃く反映されているのだ。笹原氏は「常にお客様の声を元に開発しているため、競合他社が真似できないようなキメ細やかさがあります。私どもの製品は、そのような積み重ねで完成している製品なのです。非常に長い歴史があるため、新規参入ベンダーが入っても、すぐにカバーできる機能はありません。海外製品をローカライズしても、なかなかうまくいきませんよ。それが一番の私どもの強みでしょう」と強調する。

 では「eValue NS」には、具体的にどのような機能やノウハウが盛り込まれているのか?後編からは、それぞれの機能ごとに、差別化されたキーポイントについて紹介していこう。
《井上猛雄》

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