東京ビッグサイトにて11日から13日まで開催された「FINETECH JAPAN/Display 2007」。ここでは特集レポートで掲載しきれなかったようすを写真でまとめて紹介してみた。
プラズマディスプレイの老舗パイオニアは、4枚の50v型フラットパネルディスプレイを並べた。PDP-5000EXは120フレームよりずっと滑らかで美しい映像だ。従来モデルと比較して画素のサイズを47%も小さくした。
日立製作所はプラズマディスプレイの可能性を追求。画質向上と使い易さの最新技術を展示した。画質向上の新技術は“ファインブラックフィルター”だ。
NHK技研では2005年11月にスーパーハイビジョンの映像を鴨川シーワールドから260km離れたNHK技研をファイバーでつなぎ、24Gbpsの画像・音声データを16波長多重で非圧縮伝送する実験を行った。
日本放送協会放送技術研究所所長の谷岡健吉氏は、FINETECH JAPANの基調講演を東京オリンピックの話ではじめた。当時、NHK技研ではすでにハイビジョンの研究に着手していた。
ソニーブースは有機ELテレビの展示で話題を集める。本日付けの発表で、年内に有機ELテレビの11V型が商品化されることが明らかになった。有機ELテレビの商品化は世界初となる。なお、具体的な発売時期や価格、仕様などは現時点では公表されていない。
東芝と松下電器産業の液晶部門が分離統合した設立された東芝松下ディスプレイテクノロジーは、タッチパネルシステムSOGと、高画質アクティブ有機ELディスプレイなど多岐にわたる製品を出展している。
Display2007の会場で、自発光型の次世代ディスプレイ「FED(Field Emission Display)」が初公開となった。
東京ビッグサイトにて11日、フラットパネルディスプレイの研究開発・製造技術に関する専門技術展「第17回 FINETECH JAPAN」が開幕した。