【FINETECH JAPAN/Display 2007 Vol.2】次世代ディスプレイ「FED」が初公開に! | RBB TODAY

【FINETECH JAPAN/Display 2007 Vol.2】次世代ディスプレイ「FED」が初公開に!

IT・デジタル その他

 Display2007の会場で、自発光型の次世代ディスプレイ「FED(Field Emission Display)」が初公開となった。
  •  Display2007の会場で、自発光型の次世代ディスプレイ「FED(Field Emission Display)」が初公開となった。
  • デモ風景
  • nano-Spindt FEDのメリット
  • nano-Spindt FEDの構造
  • 双葉電子工業の展示風景
  • 双葉電子工業の展示風景
  • FEDの特徴
  • FEDの特徴
 Display2007の会場で、自発光型の次世代ディスプレイ「FED(Field Emission Display)」が初公開となった。展示していたのはエフ・イー・テクノロジーズと双葉電子工業。エフ・イー・テクノロジーズでは、nano-Spindt Field Emission Displayと呼んでおり、電子を表示面に塗布された蛍光体に衝突させて発光させる自発光方式としている。原理的にはブラウン管と同じ特性をもっていながら、薄型、高い動画特性を持っている。また、LCDの光漏れやPDPの不要発光など無駄がなく、黒の表現力が高いのも特徴だ。

 構造としては、写真のように極小円錐形のナノスピント・エミッターチップを電子源とする。このナノスピント・エミターが1ピクセルのなかに1万個以上並んでいる形になる。説明員にとると「ゲート孔とナノスピント・エミッターに電界をかけて電子がでてくるのだが、孔の径が小さいほど電圧を上げなくても電子がいっぱいでる。弊社のゲート孔は100ナノなので、液晶の汎用ドライバーを使って普通に駆動できる」と自信を見せた。ターゲットとしては放送局用のマスターモニター。現在はブラウン管を使っているが、ブラウン管に変わるものとして、液晶やPDPに満足できないという放送局にFEDを提案しているという。また、現在は研究開発用途として20インチのものしか作っていないが、実際に商品化という段階になると24とか32インチまでの製品ラインナップを作ろうとは考えているとのこと。パネル間のギャップは2ミリだ。

 一方、双葉電子工業はパネルサイズが92.0×42.7mm、123.2×62.8mm、311.9×56.2mmの製品を公開。ドライバーは専用のものを使っている。ターゲットは、「温度の高いところ、低いところでも信頼性が高いで業務用、車載を狙っている。あとは最近引き合いが多いのは医療用。普通の液晶にくらべて、こちらは自発光なので見やすい。医者は画面と患者さんの両方を見なければいけない。そうするとパッと画面を見た時にわかりやすいなどのメリットがある」と話した。「家庭用としての課題はコスト。あとは寿命ももっと伸ばしたい」。「FEDはだいぶ前から研究していた。蛍光表示間のほうの歴史がそろそろ60年になるので、その延長上にある技術。今回やっと商品化ができてきている」。すでに量産の工場を作っており、今年中に製品化するという。
《RBB TODAY》

関連ニュース

特集

page top