NHK放送技術研究所による研究発表イベント。毎年恒例となっており27日から30日まで開催の「技研公開2010」では講演のライブ配信も実施された。
日本放送協会(NHK)は24日、電波テレビカメラ用ミリ波帯大型リフレクトアレーアンテナを開発したと発表した。
NHK放送技術研究所は、同研究所の研究発表を公開する恒例の「技研公開2010」を27日から30日まで開催する。
ブロードバンド環境が整った現在、IPネットワークを使っての映像コンテンツ配信は大きく成長が期待される分野だ。しかし、一方で課題になってくるのがIP放送のセキュリティの問題だ。
今年のNHK技研公開でひときわ人気を集めていたのが、「インテグラル立体テレビ」の展示コーナーだ。誰もが一度は夢見たことのある立体での映像再現が実現に向かっているとあって、本日も体験コーナーには長蛇の列ができていた。
番組素材を放送局へ伝送する技術や、放送端末に番組を送るための技術が進歩している。「送る」のコーナーでは、放送コンテンツの送受信技術についての研究成果が展示されている。特に中継番組に欠かせない送信機器・技術で新たなものが発表されている。
より質の高い番組作りをサポートするための研究成果を発表する「作る」のコーナーでは、新開発の撮影・記録機器や、技術が公開されている。
NHK放送技術研究所は24日、放送技術に関する研究成果を一般公開する「技研公開2007」を開催した。「技研公開」は毎年開催されるもので、展示コーナーを設けるほかに研究発表なども行われる。開催は5月27日まで。時間は10時〜17時。入場料金は無料。
NHK技研では2005年11月にスーパーハイビジョンの映像を鴨川シーワールドから260km離れたNHK技研をファイバーでつなぎ、24Gbpsの画像・音声データを16波長多重で非圧縮伝送する実験を行った。
日本放送協会放送技術研究所所長の谷岡健吉氏は、FINETECH JAPANの基調講演を東京オリンピックの話ではじめた。当時、NHK技研ではすでにハイビジョンの研究に着手していた。